何かの帰り、昼食を外食にするか迷っていたが、知る人ぞ知る有名な個人食堂があるらしく行ってみることにした。
中に入ると、昭和前期のような古い民家の玄関(狭いのでそこから各部屋が見えてしまう)のような感じで、家の女の子(9歳くらい)が出てきた。それから店主の妻らしき中年女Aがやってきた。2人とも頭はぼさぼさで完全に部屋着で、本当に地元の人しか来ないという感じの佇まいだった。
勝手がわからない俺はおずおずと挨拶した。Aは右手の6〜8畳くらいの和室に俺を通した。俺は床に無造作に座った。すると、Aは小さい丸座布団のようなものを部屋の外側の決まった位置に移動した。何も言わないがここに座れということらしい。他にも決まったルールがいくつかあるようで、田舎によくある因習のようなものを感じた。
メニューは複雑だった。地元の顧客なのか、個人の名前(顔写真付きもあった気がする)が項目となっていて、それぞれが選んだのか店が決めたのか、その人用の個別のメニューが何行か書いてあった。俺はどうやってメニューを選んで注文していいのかさっぱりわからず、面倒なので「オススメは?」と訊くことも考えたが、それもどうかと思いちょっと困っていた。


<解釈>
レストラン(食堂)・・・(ベサーズ解釈)栄養を摂り、自分を保つためのたくさんの選択肢。心の栄養を養い、気持ちを伝え合う必要性。必要なものを分かち合うこと。あるいは「食物」から、心身、感情、魂のための栄養。考えとアイデアのための栄養。(ケイシー解釈)肉体に必要は食べ物。心が成長するためのより高い糧を探す場所。社交性。

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【洞察】
0.昨日NHKのプロフェッショナルで見た「1万円選書の本屋(いわた書店)」に感銘を受けた。どうもその印象について潜在意識が正直に語っているように見える。
1.こういう本屋と顧客は、田舎によくある地元独特のつながりのようなもの(そして因習や暗黙の了解が多くある)を持っていて、にわか読書者の俺はいわゆる「よそ者」である、ということなのか。
2.このメニューは、昨日の番組で店長が作っていた「カルテ」に似ている。
3.メニューの選び方がわからないのは、プロとはいえ他人に本を選んでもらうスタイルは自分には合わない(つまり自分こそが自分を一番よく知っている)といいたいのか。