(前略忘れ)夜、元カノKと久々に会ったようで、ホテルでセックスしようとしたが勃たなくて謝った。
その後、昼、見知らぬ都会の道路を何かの乗り物で1人で走っていた。Kとは2度と会わないようにしようと思った。もし新しい恋人ができたら絶対に誤解されたくない(友達として会っていると説明しても理解できないだろう)からだった。
いつの間にか、薄暗い見知らぬ自分の部屋にいた。ベッドに横になり、群青色のポータブルCDプレーヤー(20年くらい前の当時のアイワのやつっぽい)でスピッツを聴いていた。3〜4曲目だったか『春の歌』がかかり一緒に歌った。歌詞に共感して(これから作曲家としてやっていこうという?)希望が少し湧いた気がする。
アルバムは途中のはずだが、次の曲はなぜかかからなかった。CDを取り出すと『フェイクファー』のジャケットが盤面に印刷されていた。データ面は少し傷がついていた。ジャケットの女の顔は下半分だったが、そこから上の顔が俺にはわかると思った。すると実際に映像化された。日本人にしては目もとがかなり濃い顔(外国の血が混じっているのか)で、口もとに力が少し入っていて、やや緊張したつらそうな顔をしていた。
<解釈>
夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。
恋人・・・(ベサーズ解釈)愛、温かさ、心の栄養、自分を受け入れること。正しい理解を望むこと。他方の性的気質を融合すること。(ウォレス解釈)ある状況が昔の恋人の性質を思い出させている。自分の中にあるこれらの性質に対する気づき(昔の〜が戻ってきた)。(ホロウェイ解釈)今の恋人との関係(昔の〜)。
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【洞察】
1.元カノはおそらく「過去の(あるいは付き合っていた当時)好きだった事」を表していると思われる。しかしそれとの融合はもう叶わず、2度と会わないようにしようと思っていることから、新しく好きになる事のために過去の好きな事とは縁を切った方がいいという話か。
2.「春の歌」はおそらく人生の春が来る的な意味合いがあるかもしれない。
3.「フェイクファー」は春の歌よりもっと前のちょうど20年前、1998年のことと思われる。当時会社(薬屋)を2年足らずでやめてどうするかゆっくり考えたかったが、母がそれを許さず、追い込まれて出した結論は、東京の音楽学校に行く(そして作曲家になる)ことだった。しかし、急に思い立ってすぐに作曲家になれる訳もなく1年半で中退し、失望感に苛まれていた。それからKとの恋愛に溺れ、音楽をやめ、Kと別れて、小説家を目指すも挫折する。
データ面に傷があることから、当時の心の傷をずっと引きずっていた可能性がある。が、やっと春が来たという話なのか?
4.ジャケットの濃い顔の女(リアルのフェイクファーのジャケットは普通の日本顔)はいったい誰なのか。当時ネットで知り合ったSNの印象も多少混じっているかもしれないが本人ではない。これから会う人(そいつは現在辛い状況にある?)なのか、それともやる事なのか。
5.全体の印象としては「過去を捨て(人生の?)春がきてこれから何か新しいことをやる(あるいは恋人に出会う)」ことを予告しているように見える。それが作曲業の範囲内の話なのか、外なのかはわからない。
その2)(昼寝の夢)チャリのロードの大会に出ていた。前半は出雲地方のある街がゴールだった気がする。前半の終盤まで俺はトップだった。牽制し合っているのか後続は遅れていた。しかし、本命の者たちが集団で追ってこようとしているのが遠くに見えた。俺は逃げ切ってやろうと必死に飛ばした。
勝ったのかどうか......そのシーンは覚えてないのか元から夢に出てこなかったのか、よくわからない。
後半は来た道を折り返して東京かどこか東の方へ帰る感じだった。順位など気にせず気ままに行きたい気持ちもあった気がする。しかし何か決心したようで、後半戦も参加することに決め、チャリの設計図か仕様書のような薄い冊子を3冊くらい買うことにして、カウンターにいるショップの男にそれを持っていった。
<解釈その2>
自転車・・・(ベサーズ解釈)バランス(のとれたエネルギー)が必要。(ウォレス解釈)人生のより個人的な領域。(パーカー解釈)自分を発展させるための個人的な手段。自分自身の感性と関係する。
競走(レース)・・・(ベサーズ解釈)自分自身と競い合っている。勝つために側面すべてを統合すべき。
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【洞察】
1.チャリの長大なロード大会は(自力でどうにかする?競争的な?)人生を表しているのか。なぜ出雲が折り返し地点なのかよくわからない(最終的には出雲に移住したいと思っているのだが)。旅=出雲というくらい何度も訪れているので、旅をしていた理由に関係するのかもしれない。
2.人生の前半戦は、なにかと勝つために突っ走ってきたということなのか。リアルでは全然勝てていないと思うのだが、なぜトップなのかよくわからない。1位や1番にこだわっていたということ?
3.後半戦は、気ままに生きたい気持ちもあるが、やはり勝ちたいということなのか。何かを決心した覚えはないのだが、無(潜在)意識レベルではもう意志は決まっているということなのか。
4.チャリの設計図(仕様書?)のようなものは、後半戦(つまり最終的に)勝つための青写真や計画を用意してある、ということなのか。
【検証】2018.4.18にも、チャリで日本一周の旅をするか、街に大勢現れた有名芸人たちと関わるか、2択を迫られる(どちらかといえば後者を選びそうな)感じの夢。
気ままに日本を旅する人生か、芸人的な才能(おそらくは作曲)で成功するか、という岐路を表しているのであれば、その2と共通なのは、田舎を旅するよりも、都会にいて作曲で成功する方を選びたい(選ぶことになる)ということなのか。
(追記)旅を始めたきっかけ(最初の最初は電車1本で江ノ島の海を見に行くだけだった)は、2001〜02年当時の鬱状態から抜け出すためで、ある意味ここまであちこち旅してきたのは、それまでの心の傷を癒すためだったのかもしれない。