その1)夜、下宿の居間にいる。明かりはついていない。震度3〜4くらいの長い地震があり、遠くの方でまた大きな被害が出ていないかと少し心配になった。電灯のスイッチを入れようとするが暗くてよく見えず、なかなか見つけられない。手探りで粘ってやっと明かりをつけた。
机の上には、小さな電球を点けるためなのかよくわからない、謎の装置があった。飛び出していた小さい棒を収めようとするが、潤滑油ですべったり空気が漏れる音がしたりして、また飛び出してきてしまう。何度かくり返すが結局収まらない。そこでふと、昔のケータイ(元カノと付きあっていた10年前のもの)があることに気づいた。バックライトが光っていて、何か文字や番号が出ていたがよく覚えていない。契約が終わっているのに機能しているのだろうかと疑問に思う一方、もう必要ないのだからセキュリティのことも考えて壊さなければと思った。


<解釈その1>
夜・・・一般に、ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。
地震・・・一般に、大きさによるが、突然の日常生活の変化を表す。
明かり・・・一般に、あなたの内奥で光り輝くもの。あるいは「光」から、叡智や悟り。
電話(ケータイ)・・・一般に、誰かからの電話やメッセージなら、導きからの伝言。

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【寝る前の思考】変化しつつあると思われる自分の性指向について考えた。
【洞察】
1.自分の下宿なので、自分の未知の部分が変化しつつあるということ。悟りや気づきを得るのに手間取ったが、やっと光明を得たらしい。
2.収まらない小さな棒は、潤滑油という要素からペニスを表しているのだろう。性的欲求不満かと思われる。
3.過去の導き(昔の性指向、あるいは元カノから得たこと)はもう必要ないことなので、手放した方がいいということ。




その2)何かの経緯の後、高く垂直な壁にはさまれた一人やっと通れるほどの通路を抜けると、海岸に出た。荒々しい岩が立ち並ぶ場所で、俺はどこかから吊されたロープにぶらさがり、海の上を通ったり岩を蹴ったりして遊びながら、岩場にいた小太りの少年と話をしていた。他にはカモメが何羽かいた。俺は空中をぶらぶらしながら鳥の様子をうかがった。相手は鳥なので、近づくと飛んで逃げていった。
やがて、天気が悪くなり雨がどっと降り出しそうな感じになってきた。俺たちは大きな船か何かに乗ってきたらしく、そこまで行かなければならないといって、少年は急いでさっきの垂直壁の抜け道を帰っていった。俺も後につづいて岩を上った。すると、灰色の雲が垂直に垂れ下がってきて左側に壁をつくった。雷が小さく鳴った。雷が雲の壁を伝って落ちてくるのを恐れ、俺は抜け道に向かって走った。
ところが、地震か何かで地面が動いたようで、壁の間の抜け道は急に狭まって閉じ、通れなくなってしまった。そこで俺は、右に曲がって別の細い通路(船の中の狭い階段通路に似ている)を下っていった。その途中で目が覚めた。


<解釈その2>
抜け道(通路)・・・「廊下」の類なら、通り抜けるのに必要な道。脇に逃れることはできない。洞察への通路。
海岸(浜辺)・・・一般に、意識と無意識の間にある境界線、または橋。巨大なエネルギーを海から引き出す能力を持っていて、無意識の未知の力を集めて人生の目標を実現するために使う。
岩・・・一般に、強さ、基盤、独自の能力。
ロープ(縄)・・・一般に、クンダリーニパワー、生命力。命綱。
鳥・・・一般に、精神的自由さ。より高い気づきのレベルに到達する能力。ものごとのしがらみから自由になること。特に「カモメ」から、自由という意味合いが強いかもしれない。
船・・・一般に、感情を表す。大型船なら、実際に人生という感情の海を巡航している。
雲・・・一般に、暗い雲はエネルギーが低く、学びに目を背けている。
壁・・・一般に、邪魔なもの。考え方や態度を変える必要。危険を覚悟でやってみること。愛すること。
左・・・一般に、知的で道理にかなっていること。ものごとを受け取る方。
雷・・・一般に、抑圧された感情、フィーリングを暗示するもの。心の内にある怒りや敵意を警告するもの。クンダリーニ、つまり強力なエネルギーを放出した後の余波。
右・・・一般に、与えること、創造力、直感、神の気づき。右へ進むなら正しい方向。

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【洞察】
0.まとめると、洞察への通路を通って無意識との境界に出た。遊び、子供らしさ、自由を楽しむが、やがて感情がよからぬ方向へ傾いてきたので、少年は俺を大船(正しき航海)に導く。抑圧された怒りが、知性や思考を通って落ちてくるのを避けようと急ぐ。出遅れたせいか、洞察の通路は閉じてしまう。そこで直感的な別の方法をとって危機を回避した(正しい方向とすれば、瞬時に大船の中に移動していたということ)。
1a.その1関連であれば性のことでいちいち悩むよりも、遊びや子供らしさや自由を謳歌したほうが人生うまくいくということ。
1b.一時的とはいえ作曲できないから、大きな成果が出ないからと悩むよりも(以下同文)。




その3)(全編うろ覚え、設定のみ)ある学校に通う少女(ステント、あるいはスティントという名だったか?)は、今はタイトルだけ知られた超古代文明のものとされる歌をうたうことができた。少女はその歌で人々を癒していくというイメージがあった。他にケツァルという名が浮かんだが、誰のことかはわからない。


<解釈その3>
【洞察】ステントは医学、スティントとケツァルはどちらも鳥の名前に関係するようである。将来書くであろう小説の設定か、あるいは今生の目的に関することか。
(2021.3.23追記)「ケツァル」はおそらく「ケツァルコアトル」のことだと思われる。当時はまったく知らなかったが、ずっと後にハンコックの本で知った、1万年くらい前にいたとされる超知的存在(宇宙人?)と思われる者。




【今日のカード】Scarab(再生と繁栄)/Gifts from God(神からの贈り物・大天使サンダルフォン)/Topaz(自然・低いチャクラのエネルギーを上に向かわせる)/91 Death -return-(Feminine Leadership)(女性性が受容されるに伴う希望の強い感覚。恐れを手放すことが内なる平和が表にあらわれるのを許す。リーダーシップの女性的な側面を伸ばす)