その1)山梨か静岡のあたりで(帰りの?)電車に乗っていた。同じ車両にネットの友人Rもいた。彼女は『山北』という駅の1つ隣で降りた。そこを発車してから俺は時刻表本の地図でどの駅なのか調べようとした。しかし、隣の山北はわかるが肝心の駅の名前がよくわからなかった。

この電車はどこ行きだろうと思った。すると、先頭車両の運転席の上にある表示(昔のアナログ式)のイメージが現れ『福島』と書いてあった。南にのびる半島の路線を北上しており、目的地まで直行するようだとわかり安心した。

 

【洞察】

1.実際には山北町は神奈川県にあるが、山梨とも静岡とも隣接している。その辺に何か意味があるのか。しかし、なぜ福島行きなのか。「福の島」(=幸福な孤独/個体)を目指している、という意味もある?

2.Rは作家志望だが俺は今は小説は書いていない。先に降りてしまったので、作家は諦めたという風に読めなくもない。

3.(2020.8.1追記)福島とは本当に福島県なのかとしばらく考えていた。以前の夢の影響から、新潟の瓢湖の近くに移住したいと思い始めた。下見も兼ねて次の旅の行程に含めているが、数日前その周囲のことを調べてみると「福島潟」という野鳥の聖地があることがわかった。それを今思い出した。ここが目的地ということなのか。

【参照】2020.5.14に、ある少女の重病を救うために、新潟に住む男に、彼の家の近くのポロロ湖に行くことを勧められた夢。

 


 

その2)(前略忘れ)どこかからの帰り、俺は映画出演が決まっていたことを思い出した。俺が書いたモンスターのアイデアが採用されたらしく、その特典としてそのモンスター役で出るというものだった。モンスターは緑色のカエルをベースにしたもので、いろいろ変形する不気味なキャラだった。

作曲家より先に俳優としてちょっと売れてしまう(ハリウッドだけに?)のが何だか皮肉で苦笑したが、まあ映画の方をやりながらでも作曲は続けられるかと思った気がする。

実家に着いたと思ったが、今までのことは実家の何階か(2階より上?)にいただけで、1階に下りてきただけのような感じもあった。1階は朝なのか夕方なのか、ちょっと赤みのある光で、父(故)か誰かが食事を作っている感じがした。

居間から別室に行くと『ミーアキャット』という名の、母が飼っているらしい奇妙な動物2匹を見かけた。頭がすごく小さいが、体はさらにほとんど線のような細さで、それで頭を支えていられるのが不思議なくらいだった。俺は一応、動物に挨拶した。2匹はわかったのかどうか、何らかの反応をしているようには見えた。

 

【寝る前の思考】 (その1から)Rは俺にとっての何なのか。

【洞察】

1.「作曲家より先に俳優(あるいはキャラメイキング)で売れてしまうという皮肉」が何か意味ありげである。思考の答えなら「Rは作家であり、俺もそっちの才能を模索すべき」みたいな話にも見えなくもない。

2.外出していたと思ったら実は実家の高層部(リアルより上の存在しない階)だったのは、高次の自己(あるいは将来)についての情報を示唆しているかもしれない。

3.「ミーアキャット」という謎の動物が何なのかわからないが、母が飼っており2匹いることから、曲のアイデアが2つあるという予見かもしれない。見た目が異様にアンバランスでありながら倒れない様子は、箱根ガラスの森美術館で見た「風にそよぐグラス」を想起させる。実用にはなりそうになく芸術向けの作品なのか。

 


 

その3)先日の夢Xに出てきたらしい、男たちが再び集まっていた。

松井秀喜は、Xに出ていたある男に影響されたようで迷彩調の服で現れた。ビートたけしはあまりしゃべらず渋い顔をしている......と思ったら、Xの映画に出てきたある役者のモノマネをしているようだった。

他の3人の男(リアルにもいそうなベテラン俳優)も映画のモノマネをしていた。みんなラップ調で何か歌っていた。それぞれ自分の顔の素材を活かしており、本人に微妙に似ていて面白いと思った。

新作の本編が始まった。前衛感のあるアニメっぽい感じで、テロップにはOPの作曲者の名前(失念したが、かなり変わった個人ユニットかグループ名だった)があった。

 

【洞察】

1.「先日の夢」とあるが、最近見た感じだけがあって記憶はない。

2.夢あるいはなんらかの映像や絵に大いに影響された作曲(前衛的な?)をするという予見なのか。

 


 

その4)夜、実家の自室にいた。もう寝る時間で、ベッドに座り本の表紙などを見ていた。オカルト系か何かの本だった気がする。厚い本が数冊あり、借りてはいないのだが、なぜかある図書館の印が裁断面に押してあった。たぶん中古だろうが、まっさらな新品よりカッコいいと思った。

部屋の戸が開いていて、母が寝に2階に上がってくるとき、この本や起きて読んでいるのがバレると面倒なので、ほぼ閉じた(リアルの癖で換気を気にして微かには開けてある)。

 

【洞察】買ったはずの本に図書館印が押してあるのが意味ありげ。その図書館は叡智の場所(アカシックレコード?)のことであろうか。

 


 

その5)イタリアっぽい国にいた。『真実の口』に少し似た、手を入れる穴のある場所にいた。ただ、穴の向こうには部屋があるようだ。30代くらいの女Aが、営業用の口のついた壁がない(部屋が見える)状態で、木枠で作ったスカスカの仮の壁の真ん中をパンチして丸い穴を開けてみせた。

本来は壁の穴の中に何かの本があるらしい。Aは古そうな黒っぽい表紙の厚く大きな本を手にしていた。「よく見せてほしい」というと、Aはすごく慎重に本を開こうとした。相当古い本のようだ。

改めて表紙をよく見ると、2人の男がキスしている(白抜きの?)絵が大きく描かれている。なるほどこれはゲイの本(当時は発禁だったかも?)で、この場所もそういう人のための聖地のようなものかと思った。

 

【洞察】

1.その4に出てきたオカルトっぽい本の内容は、これのことであろうか。

2.「真実の口風の穴」「すごく古い本」ということから、本当のセクシャリティは古くからゲイであるのが自分の真実ということなのか。あるいは、いくつか前の前世は(イタリアで?)ゲイだったという事実があり、その影響が今生にもあることを示唆しているのか。