その1)見知らぬ海岸の観光エリアにいた。手漕ぎの船で池か海を進んだが、あまり(解読不能)れないなと思った気がする。

桟橋のようなところで次はどうするか考えていると、知人らしきハーフのイケメンAがやってきて「『北巡船』に乗りたい」「今ちょうど出る時間だから」といった。連れの連中に一言告げて、Aと2人でその船の乗り場に向かった。

やってきたのはオンボロの手漕ぎの船(釣り用の和船よりはやや大きい)だった。床に海水がかなりたまっていて、海は波が相当あるように思えた。そのことを口にすると、船頭の小林稔侍が小さな四角い容器で水をかき出しはじめた。そんな小さいもので水を減らせるのか? と思った。

俺は船に乗ると船尾の方に座った。木造で塗装はしておらず、ごつごつした粗い造りの船だと感じた。昼飯を食ったばかりなので酔って吐かないか少し不安ではあった。

 

【洞察】「北巡船」という名の木造の粗い造りの船は、いったい何を示しているのかよくわからない。原始的な航海の話でも読めということなのか?

 


 

その2)三陸かどこかの海岸地域にいた。そこでマイクロバスのようなものに乗り、海の方かどこかへ向かった。俺は運転手の隣の助手席で、後ろの席にもう1人客がいた。

俺は周りの景色を見ながら手帳にメモを取っていた。バスが走り出して少しすると強いブレーキがかかり、俺は前のめりになった。運転手のおじさんBは特に何も言わなかったが、俺はシートベルトをしめた。

それから少しして、消しゴムを落としてしまった。探しているとBが気遣ってきたが、すぐに運転席のシートの下から見つかった。残り1/3くらいまで使った100円サイズの『MONO消し』で、それを手のひらに乗せてBに見せた。

メモ書きはボールペンなのになぜか消しゴムを持っていて、何に使うのか、妙だなと思った。

 

【洞察】

1.その1に続いて海岸や海関係の話で、関連があると思われる。

2.「(旅先の)景色を見てメモを取る」のは、まるで小説の取材のようではある。普段メモは取らないので、海に関係ある本を読んだりして重要な部分をピックアップ(記憶する)ということなのか。

3.使い古しの消しゴムとボールペンの関係がよくわからない。一度記憶したものは(ボールペンのように?)消えないというのは脳の研究でわかっており、忘れた(消しゴム?)というのは錯覚で単にすぐに思い出せないだけのこと。つまり、本などの情報は一度読めば問題ないという話なのかもしれない。