ある海岸地方の山の上に物件があることを聞いていた。

あるときオタクっぽい中年男Aと出会い、俺は彼についていった。そこは人家も何もない田舎の奥地で、砂利道を行くと分かれ道があった。その先にAが買った物件があるという。俺はてっきり、右手の下り坂の浜の方へ続く道だと思っていたが、Aは「(左手の上り坂の)山の上だ」という。

まだ直接は行けないのか、とりあえず海岸の方から迂回することになった。海岸の岩肌を見ると小豆〜ワインレッド色の鉱石が混じっていて、いったい何の石(金属)だろうかと思った。

すごい田舎だが海の景色は良く、物件を買ったAがちょっとうらやましく思った気がする。

 

テレビ番組か何かを見ていた。東南アジアのある無人島(Aの物件と関係がある気がする)を買ったという30歳くらいの男Bがいた。オークションだったようで、落札価格は147万円くらいだった。自然が多いし、まるごと島1つなら安いと思った。

Bは島を買えて喜んでいるようだったが、彼の両親は島の自然には驚いているものの、まだ納得はしてないようだった。

 

【洞察】

1.田舎の奥地や無人島や離島に住むことは、おそらくは自分の理想の暮らしといえるが、自分の性格上インフラが揃ってないと無理なので、その極致としてのシンボルといえるかもしれない。

現実的には、可能な限り田舎(県内の中核都市には容易にアクセス可能)でインフラがギリギリ揃っているという感じか。

2.Aは奥地の山の上に、Bは無人島という物件を買ったが、直接行けなかったり、両親が難色を示していたりと(移住の?)望みを叶えるには大きくはないが多少の障害があることを示唆しているように見える。

3.海岸の謎の鉱石が何なのかよくわからない。

4.落札価格の147万円(前後)というのが何か意味ありげに見える。それだけの金を一気に出せる訳ではないので「貯金がその額まで減った時点」を暗示しているかもしれない。「そのくらいの残高をもって移住する」という意味なのか。とすれば、あと2〜3ヶ月くらい先の話をしていることになるが。