その1)見知らぬインストア薬屋でバイトしていた。老婦人の客Aがやってきて「皮が剥けちゃって...」みたいなことをいうと「フルコートください」とつづけた。大きさを訊くと、Aは「小さい方」といった。値段は500円弱くらいだった。

Aが薬をしまうのに手間取っている間、俺はずっと無言だった。内容のないつなぎの会話は苦手なので、気まずい間ができてしまうが無理にしゃべろうとは思わなかった。

 

【洞察】客が来たので今日は作曲の機会があるということか。

 


 

その2)実家らしき見知らぬ家にいた。母は客か誰かと話していた気がする。母は歯を治療中らしく「本当はすごく痛いの」みたいなことをいった。

俺は浴室でシャワーを浴びた。鏡を見ながらボクシングのような素早い回転の素振りをした。すると体が少しマッチョになっていた。

母が亡くなるまでに(収入面などを)どうにかできないのか? あの様子だとしばらくは元気そうか? バイトするしかないのか? などと悩んでいた。鏡を見ると、右上半身の広い範囲にひどい湿疹のようなものがぶつぶつと現れた。それはほどなく、花柄っぽい派手な色の刺青になった。なんだこれは、母に見せてみようと思った気がする。

 

【洞察】

1.母の歯の問題は(その1で曲の機会を示したとはいえ?)まだ本調子ではないということか。

2.素振り→マッチョは、筋トレのような作曲という意味?

3.バイトしなくてはならないのだとすれば、何年も前に言うべき話で今更すぎる。このような一連の悩みは、湿疹=アレルギーのようなもの(自分の体質つまり本性に向いていない)で、刺青=ヤクザなつまり「悪い考え」であるという示唆か。

収入のことについては自分でどうにかしようと考えるな、と言われているような気もする。