タモリの家にいた。これからタモリ倶楽部の収録があるらしかった。家といっても本宅ではなくガレージか倉庫のような場所で、ガラクタなどがたくさんあった。タモリはどこかで昼寝しているようで、屋内を探してまわった。

彼は本がぎっしり詰まった書棚に囲まれた区画にいた。床の上に無造作に寝ている。彼を起こさずに勝手に辺りを見てまわった。

タモリはいつの間にか起きてきて、書棚群の奥で何か探しはじめた。いろんな種類の本がある。『MAPPA』というタイトルの白い背表紙の分厚い大型本(アニメ資料?)が目についた。シリーズなのか十何冊もある。

俺は「こういうのどこで(どうやって)買ってるんですか?」といった。何かと目立つ人がオタ系の本をどう買うのか気になった。タモリはまだ探し続けている。聞こえなかったのかと思い、少しがっかりした。

大きな鏡があり、自分の顔が映った。右の後頭部の髪だけがごっそり薄くなっていた。つまり左脳が不調なのかなと思った。

 

【洞察】

1.タモリタモリ倶楽部、いろんな本があることから、幅広い(あるいはマニアックな)雑学のことを暗示しているのかもしれない。

2a.「MAPPA」は近年売れている新興アニメスタジオで、動画工房PAなどとともに有望視している会社。なぜそこのアニメ資料が大量にあるのかはよくわからない。現行作品は「呪術廻戦」。(将来の作品の?)参考資料になりそうものを集めるべきという示唆なのか。

2b.あるいは「MAPPAは真っ裸が語源」という解釈なので「(自分に対して?)何も隠さない」という意味か。

3.首から下であれば脳との左右関係が入れ替わるのはわかるが、ここでは髪の毛であり、なぜそう判断したのかはわからない。鏡像であることから、右に思えても映っているのは向かって左側であり、そっちが正しいということなのか。