その1)見知らぬ中学校にいた。俺はやんちゃなグループとつるんでいた。俺自身はやんちゃではないが、彼らには一目置かれている感じだった。

廊下で当時のクラスメイトのFMが誰かと何かしているという話を持ち出し、俺は大笑いした。

下の階へおりていき、まだ笑っていると、グループの誰かが「シッ」といった。放課後だがまだ怖い先生がその辺に残っているかもしれない、ということらしい。

 


 

その2)見知らぬマンションの前にいた。特に用はないのだが、中に入って上へ行ってみたくなった。内装はほとんどが白く、セレブっぽい人が住んでいる感じだった。

階段をどんどん上っていくと、7階くらいまできた。セレブそうな中年女の住人を1人か2人見かけた。俺は怪しまれないよう、ここの誰かに用があるという顔をした。

やたら勾配のある階段を見かけ、居住エリアはここまで(上は屋上?)かなと思った。だが、どうしても上からこの街を眺めてみたいと思い、他にないかと探すと、別の方向に普通の階段を見つけた。

そこを上っていくと、一面ガラス張りの壁越しに、その階全体が何かのオフィスであるとわかった。ここはもう最上階で展望できる場所はなさそうだと思い、俺は下りることにした。

いつの間にかズボンが下ろされていてトランクスが丸出しで、それをオフィスの女に見られた。何事もなかったかのようにさりげなくズボンを上げると、俺は階段を下りていった。

女なんかこの世界からいなくなればいいのにと思った。

 

【洞察】

1.セレブのような生活を望んでも、そのようにはなれないということかもしれない。ただ、エレベーターではなく階段しかないので「通常の方法では」という条件の可能性もある?

2.オフィスも「通常のサラリーマン的な働き方では展望は見えてこない」ということなのか。

3.ズボンが下ろされていたのは、そういう職場環境では無防備にされたり恥をかく、ということかもしれない。

4.女はともかく魔性であり、極力忌避したいということであろう。