その1)何かのバイトの帰り、事務所に行くとF社SO店時代のFY店長がやってきた。もう夜の11時40分くらいですぐに帰りたかったが、店長は「ビデオの再生の方法がわからない」みたいなことをいった。強要はしないが暗に教えてくれと語っているようだ。

仕方ないので、テーブルの上にある物を調べた。かなり薄いカセットテープのようなものが4つ入るデッキがあり、今回は2枚だけ入れた。不思議な形のカセットを見て、ビデオテープにこんなものがあるんだと思った。

内容は店長の家族のホームビデオのようだった気もするが、よく覚えていない。ビデオメディアは他にもあるようだったが、俺はこの1種類だけ教えてすぐ帰ることにした。

彼はまだ店長をやっていられたんだと思った。彼は店長としては(リアルでは)かなり怠慢な方だった。だが、なぜか店員の和を保つという才能だけはあるように思っていた。

 

【洞察】カセットテープが出てくることや時間帯的に、作曲業の話のように見えるが、作業しても2曲までということなのか。

 


 

その2)見知らぬ薬屋でバイトしていた。40代くらいの女客Aがやってきて、レジカウンターに商品を4つくらい置いていた。レジには同僚の女Bがいた。

会計の途中、Aはある薬(3000円くらいする)について病院の薬と一緒に飲めるのか訊いてきた。俺とBは「医者に相談した方がいいです」といった。

またAは「アミノ酸はないですか」といった。俺は「アミノ酸といってもいろいろありますが......総合的なものですか?」といって、近くにあったネイチャーメイドっぽい健食を紹介しようとした。Aは後で自分で選ぶようだった。

 

【洞察】

1.登山の後なので、アミノ酸を摂った方がいいという話なのか。

2.飲み合わせについてはリアルでは特に思い当たらない。

 


 

その3)ある会場で生物学の講義があった。ある学校のクラス単位でそれに参加していて、俺もそこにいた。講師は30代くらいの男Cで、難しそうな講義で難しそうな質問をしていた。

当てられた子が、どのくらいの知識があるのか訊かれると「NEWTONを読んでいる程度です」といった。Cにとってはそれでは不足のようだった。

その後、Cは別の質問で「X君(俺の名字)」といって当てた。Xはクラスに3人いて、俺の両脇の見知らぬ2人の少年が立っていた。俺じゃないようだと思っていると、Cはしつこく「X君」と呼ぶ。「俺もですか?」というとCはうなずくので、俺は渋々立った。

NEWTONすらロクに読んでない俺に答えられるような内容ではなさそうだし、何を訊かれるんだろうと不安だった。机の上に広げられたテキストは全く別の科目のようで、物語っぽい文章が書いてあった気がする。

 

【洞察】物事をあまり深く勉強したくはない(要するに浅く広く)ということなのか。あるいは科学よりはフィクションやファンタジーの方に興味があるという意味か。

 


 

その4)秋田のある街にいた。そこで方々を歩いていたが、めぼしいものは見つけられなかった気がする。

郊外の(河川敷かどこかの?)細い道が続くある場所で、車イスのようなものを見つけた。パーツが欠けているようで、その後どこかに落ちていたやつ(?)を取りつけた。足の悪い子供などに引き渡したかったが、そういう相手は見当たらなかった気がする。

車イスはある病院に持っていった。そこにいた若い女たち(障害者かその関係者?)が「車イスを勝手に持ってきたんだろう」みたいなことをいって俺のことを咎めた。俺も「おまえらだって拾った部品を使ってるんだろう?」といい返した。

こいつらと関わっていてもしょうがないと思い、車イスはここに放置して帰るのがいいと思い、病院を出た。

外は夜になっていた。そこは秋田の郊外の静かな住宅地のようだ。目の前にかなり長い上り坂があった。俺はかつて(夢の中で?)ここに来たことがあり、以前はここを走って上った記憶があった。さすがに今回は走って上ることはないが、それほど苦になる坂とは思わなかった。

だが、バス通りまでかなり距離がありそうで、そこから秋田駅までもかなりありそうだった。1泊のつもりでやってきたのだが、もう1泊していくか?(でも金がかかるし?)と考えていた。

 

【洞察】

1.「(足枷になるような?)手に余るとか厄介に思っているある問題」は手放すか放置した方がいいということか。

2.夢の深層への遠征(?)から自己に戻るまで、少し時間がかかるということなのか。