その1)実家からバスでどこかへ行くつもりだった。だが、もう時間が来ていて俺は慌てて家を出た。バスには間に合ったが、気づくと下はトランクス一丁で、普段財布を入れているチノパンを履き忘れていた。しまったと思い、すぐに降車ボタンを押した。
バスが停まると運転手Aに事情を話して「すいません」何度も謝った。Aは優しげな中年男で「仕方ないから今回はいいですよ」といった。彼の鼻の穴(左側だけだった気がする)のまわりに白い粘質状(?)のものがついていて、花粉症なのかなと思った。
俺が「次回、2倍払いますから」というと、Aは「YouTubeを見て」といった。会社が運営しているチャンネルらしい。再生すれば広告料が入るんだろうけど、そんなに安いもの(1円以下)でいいのかなと思った。
【洞察】
1.慌てて何かを始めようとしても(財布がない+パンツ一丁の状態で)続かないだろう、ということなのか。おそらく、明日からと考えているバイトの情報収集や求職活動のことと思われる。
2.花粉症(特に左で鼻水が出やすい)が治まるまで待った方がいいという示唆なのか。
3.運賃の代わりにYouTube(広告料)というのが、よくわからない。何か見るべき動画があるということなのか。(2021.3.23追記)バイトの紹介動画を載せている募集を選び、それを見て慎重に判断せよということかもしれない。
4.(2021.4.1追記)「自分のYouTubeを見よ」(つまり作曲の歴史を見ろ)という意味の可能性もある。
その2)実家の居間にいた。キッチンがリフォーム前の位置にある。
ネットの友人Rと電話していた気がする。Rは実は俺の1つ下だったとわかった。そんなに歳だったのかと驚いた。俺が高1のとき彼女は中3だったみたいな話をした気がする。
夜の10時頃から(ついさっきまで?)俺は小説を書いていたことを思い出した気がする。
無断で休んでもいいが、それでも過剰に働きすぎのような気もする。
滞納している家賃(?)を賞金(または印税?)で補填しようと思った気もするが定かではない。
キッチンで母が何か作っていた。よく見ると、鍋に黄色いタオル(登山のとき使うやつだと思った)がかかっていて、危ないと思った。俺は何度も声を張ろうとしたが掠れてしまい、声が全然出なくて焦った。
母がようやく気づいてタオルを取り除いたが、焦げた臭いや煙や蒸気が少し出ていた。母は(煙を吸わないため?)「こうすればいいでしょ」みたいなことをいって、白いタオルを口や鼻を覆うために巻いた。最近、歳のせいか少々奇行に走るようになってきたなと思った。
【洞察】
1.4日前にもRが3度も出てきている。作家になることを推奨しているのかよくわからないが、頻度が高いことから、それに関する何かが強調されているように思える。
2a.リアルではRは俺より20歳くらい下であり、実際の歳の話ではないと思われる。作家とか創作家としてのキャリアが同じくらいという話かもしれない。Rの話では高校生くらいから始めたようなので作家歴15年くらい、俺の作曲業もブランクを除けばそのくらいになる。
2b.肉体ではなく「魂の年齢が1年違い」という意味かもしれない。電話で話す夢は、物質世界ではないことの可能性が高いように思える。(追記)Rの前世が15歳(俺が16)のときにいったん亡くなり、数年休んでまた生まれ変わったのが今のRである、という可能性もある?
3.「10時頃から」というのは、昨日その時間くらいから、旅の疲れなどで3時間以上も寝てしまっていたこと(その4の夢)に関係するように思える。「夢見」と「小説を書くこと」が関係あるのかもしれない。
4.リアルのバイトに関しては1年近く無職なのだが、ここでの「働きすぎ」というのは、作曲業や作家業で過労だった(合わせて20年近く続けていたせい?)という意味かもしれない。
5.家賃はまだ滞納してないのだが、いずれそのくらい貧窮するものの、大金を得て補填できるという意味であろうか。
6.黄色いタオルは登山で「大汗をかいたとき」にしか使わないので、過労のシンボルかもしれない。最近はそこまで激しい登山はしてない(だが慣れているはずなのに低山でもなぜか息が上がる)。それが「焦げたりしている」「母が扱っている」ことから、やはり直感やメンタルやスピリット的な過労という意味か。
その3)実家の居間にいた。もう使わないCDなどを片づけていた。母が8インチシングルCDを6枚くらい持ってきた。それは好きなので(直接は再生しないが)取っておきたいと思い、それより少し大きなポーチのようなカバンにしまった。
音質の悪い古い機器で何かの曲が流れていた。iPodのようなもの(touchではなく旧式っぽい)をリモートスピーカー代わりにすると、多少音が良くなった。
その後、iPodもポーチにしまった。東京に帰ったらもう外では聴けなくなってしまうなと思い少し迷ったが、そのままにした。
どこからか谷村新司の歌が流れてきた。母は「(彼は)攻めきりたい攻めきりたいといってるのに、いつもこんなのばかりだわ」みたいなことをいった。彼の歌は微かに演歌っぽい歌謡曲という感じだった。俺は「俺は好きだけど。『こういうこと』で攻めてるってことでしょ」みたいなことをいった。
【洞察】
1.作曲だけではなく聴くことも、つまり「音楽活動自体を封印する」という示唆であろう。
2.気に入っている一部の古い歌などは保管してもいいということか。
3.なぜ谷村を出してきたのかよくわからないが、彼は若い頃は先鋭的な(フォーク&)ロックバンドをやっていたが、中年以降は歌謡曲で、むしろ人生の後半の方が売れている。あえて古臭いこと(現在の構想なら超古代の研究)で攻めていくことを推奨しているのかもしれない。
【参照】2021.3.3に、マンガの整理やCDを処分する夢。
その4)(夕寝の夢)旅で山陰かどこかの、700mくらいの山に列車か何かで登っていた。その頂は『マニ峰(まにほう)』と呼ばれているところで(花壇の説明かと思うような)小さな標識が土に刺さっていて、漢字で『真仁(和仁?)』と書いてあった。○○山とか峰とか書かないのは、この辺りがわりとなだらかなせいかなと思った。
帰り(下り)の列車にはたくさんの人が乗っていて、俺は驚き「(こんな山に)こんなに人が来てるんだ?」とつぶやいた。
【洞察】
0.エジプトの死者の書(脚色版ではあるが)の後半、創世神話のあたりを読んでいて、そのくだりはある事実の喩えであるとしか思えないのだが、そのことと何か関係あるのか。
1.「マニ」というと、よく知らないが、まず「マニ教」という言葉を想起する。調べると、開祖のマニは古代の預言者だったらしい。マニ教の教典や解説書に何か重要なことが書かれているという暗示なのか?
2.その峰の頂は(人の多さゆえに)宗教的な巡礼地のような感じがする。
3.何らかの「真実(真仁?)を悟った」みたいな話にも思える。人の多さは、同じような境地の人がけっこういるのかもしれない。