その1)アドベンチャーゲームのように、図上のいろいろな地点を移動していった。すると『ある洞察を得た』という表示のある青っぽい画面になった。その洞察は過去のものも含めて記録されており、いつでも再生できるとのことだった。

今回の部分の再生内容は不明だが、どこかで『仏性を得た』という文字を見かけた。

 

【洞察】

1.明恵/河合隼雄の「夢を生きる」の再読を終えたことが関係しているように思える。

2.青は直感や第5〜6チャクラを暗示しているかもしれない。

3a.「ある洞察」や「仏性」を得たというのは、それを読んで何か重要なことを会得したのかもしれない。「仏性」とまでいうなら、よほどのことか。過去の洞察もいつでも再生できるということから、智慧が蓄積されており、一度得た洞察は失われないということかもしれない。

3b.例えば明恵親鸞の比較や「華厳縁起」の話が印象的だった。(滅多に人をリスペクトしない自分には珍しく)2人とも尊敬できるし、彼らは偉業をなしているが、思想や行動が両極端であり、どちらかに傾倒すればいいというものではない。明恵の「現世に全力で生きる」ことと親鸞の「俗っぽさや寛容さ」は取るべきであり、その逆として浄土思想や戒律へのこだわりには問題があると思える。

 


 

その2)ある高校生たちが演劇の練習をしていた。俺はそのドキュメンタリーを見ている感じだった。一貫したポリシーがあるようで、彼らはあえて暗い部屋で明るいライトをつけて稽古をしていた。

俺はその様子を見ていて興味を覚えたようだ。彼らの映像が映った(?)紙に熱心にメモしていった。ただ、画面が黒いので「これは白いペンが要るな」といった。

あるとき稽古が中断され、暗幕が取り去られて部屋が明るくなった。若さのせいか、ときどき問題が起こるようだ。監督の名前のテロップが出た。YOSHI(DA?)という18歳の短髪の少年で、すでに貫禄があり、団員たちにそれっぽい指導を口にしていた。

 

【洞察】

1.「暗い部屋にライトをつけて稽古」「黒い画面に白いペンが必要」というのは、リアル(昼/明のなかの影)の常態に対するカウンター(夜/暗のなかの光)であり、夢の世界の出来事や記述に関係するのかもしれない。

2.絶望しているので、そこに対する光明(への稽古)を表現している可能性もある。

3.ただし、まだ経験が浅いようで、望んでいるような夢(啓示など)を見られなかったり解釈を間違えたりする、ということかもしれない。夢解釈は11年目でもまだまだ高校レベルのようである。

 


 

その3)小さめのノートPC(Windows)を持っていた。それには可動式(?)のビデオカメラが付いていて、いつでも簡単に撮影することができた。気になったものをどんどん記録して溜めていこうと思った。

 

【洞察】

1.リアルで持っているPCがMacなのに対し、ここではなぜかWinなのは、その2と同様カウンター(夢の話)である可能性がある。

2.だとすると、気になった映像をどんどん記録していく、つまり夢日記の継続と充実を奨励しているように思える。

 


 

その4) サッカーのW杯のような大会で、欧米のチームなどが対戦していた。開催地はアメリカのようだ。予選はなぜか古そうなビル街の谷間で行われていた。予算や土地がないのか、そういう所しか用意できなかったらしい。

選手は硬いアスファルトの狭い道をドリブルしていった。だが、彼らはこういうピッチに慣れているようで、それが当たり前のようにプレーしていた。

そうはいっても、さすがに決勝トーナメントはちゃんとした芝地でやるんだろう、にしても日本や欧州ではこんなことはあり得ないんだが、と思った。

 

【洞察】

1.サッカーの夢は作曲家時代によく見ていたが、もう引退したので音楽とは直接は関係ないようだ。「今、真剣に取り組んでいること」を、プロスポーツとして象徴しているのかもしれない。

2.以前の夢と違うのは、予選のピッチがストリートになっていること。これは、これから伸ばそうとしている能力や知識の土壌がまだ整備されていないことを表しているのかもしれない。

 


 

その5)アキバっぽい半露店のようなところで、特殊な蛍光管(かなり大きいのから極細まで)などいろいろ安く買っていた。

たくさん買ってしまったし、もう引き上げるかと思ったとき、カバンの中で微かにジャリジャリ音がするような気がした。何度も持ったり置いたりしたせいか、もしかして細いやつが割れちゃったかも、だとしたら安く買った意味ないなと思った。

その状態を確かめたかったが、その場でやる気にはなれなかった。

 

【洞察】

1.やたらに買っている特殊な蛍光管は、最近買いまくっている(光明を見出すための?)本のことかもしれない。

2.割れたかもしれない安くて細いやつは、中古通販のリストに入れてある、安く薄い(文庫や新書などの)古本のことであろうか。そういうものは役に立たない可能性が高いといっているのか。