その1)見知らぬ薬屋でバイトしていた。他社の営業らしき見知らぬ男Aがきていた。Aは小賢しいことをいって周囲をまるめこもうとしていた気がする。頭が良く口も回るようで、俺はAを警戒していた。

夜、Aは俺のすぐ後ろに座って自分の会社に連絡をとっていた。「北海道は簡単に落とせますよ」みたいなことをいっている。俺はノートPCの黒いバックのテキストエディタに、Aの悪事を通報するための証拠になりそうなことをメモしようとしていた。

Aは電話を終えると俺に話しかけてきた。(俺たちが今いる)北海道の(ドラッグ系の?)企業はシステムが遅れているので簡単に吸収できるのだという。(最近のことは知らないが)俺はT社などが一時は全国一になったりして勢力があり、そんなに脆弱なのかどうか疑問だった。

 

【洞察】

1.(一見すると利がありそうな?)よからぬ考えは、北海道つまり広義の意味の実家(?)を容易に支配してしまう恐れがあるということなのか。

2.Aは頭の中で知的な言葉でよくしゃべる思考体の1つなのかもしれない。

 


 

その2)いつも通っているクリニックらしき病院にいた。室内の構造はリアルとは違う。

なかなか呼ばれないので受付に行くと「1人だけ名前がないのがある」といわれた。俺は「朝きて書く予約順のやつは書いたのに」みたいなことをいった。それは書いてあったようだが、受付の女がいうには「予約カードを書いてない」とのこと。そんなものがあるとは知らなかった(リアルにもない)。

受付スタッフは再来院をほのめかしたが、俺は「2ヶ月に1回しか来ない(リアルと同じ)から改めてというわけにはいかないんですよ」みたいなことをいった。

ともかく、予約カード(一部印字された不要なコピー用紙をメモサイズに切った紙)に名前を書こうとした。できれば至急と赤で書きたいくらいだが、それは控えた。しかし、どうしても名前をうまく書けなくて何度も書き直したが、結局ちゃんと書けなかった気がする。

 

【洞察】

1.総じて「(自分の)名前がない、名前が書けない」というテーマと思われる。自分や自分らしさを見失っているという意味であろうか。

2.1の原因として、その1の夢の「A=よからぬ考え(?)」に支配されていることが考えられる。

3.ここ数日は、図録を見た影響から自分は「アール・ブリュット」寄りの人間(健常者にあてはめると、批判や技巧や損得から完全に自由な創作だが、稼ぎとしては完全に諦めるというスタンス)なのでは、という考えが支配的になっているが、2つの夢から察するに、それは誤りだということかもしれない。