その1)地下鉄に乗っていた。母と叔母のS木さんがいた。S木さんは右足の親指の爪を皮膚炎か何かで治療していたようだった。それがようやく治ったらしい。原因はウィルスだったか。

俺はその話を聞きながら右足の親指の爪を切っていた。(リアルと同様)元々半分死んでいたのだが、爪切りを入れると爪の半分近くががばっと取れてしまった。しまったと思ったが、爪のない部分を触るともう角質化していて痛くなかったので、よかったと思った。

S木さんは医者にかかって治したようだが、ウィルスだったら結局免疫力なので、医者は薬を使ってかえって治癒を遅らせていた(商売上の理由もあるか)と思った。放っておけば自然に治癒すると思った。

 

【洞察】

1.そのまま爪の話だとすると、右足親指の爪の死んだ部分はもう全部切っても大丈夫ということなのか。

2.立ったり前に進むのを阻む何かの問題が解決したことを暗示している可能性もある。

 


 

その2)あるバスに乗っていた。俺は大学生くらいで、見知らぬ同僚が何人かした。ある建物の前でバスが止まった。グラウンド付きの大きな建物がある。先着していた先輩たち(女が多い?)がそこでゴルフをやるようだ。

俺たちはバスに乗ったままそのシーンをカメラに収めるつもりでいた。先輩たちは建物1階の、道に面したうす暗い通路でゴルフの素振りをしていた。そこだと暗くて写りが悪いので、グラウンドに出るのを待つことになった。

同僚のある男が撮影許可を取りに建物に入っていった。

 

【寝る前の思考】(バイト)就職の話はないのか?

【洞察】答えているのかよくわからない。リアルではやらないゴルフは(セレブじみた?)余暇や道楽的な表現なのか。

 


 

その3)深夜か早朝、見知らぬ下宿の布団で寝ていた。ふと目が覚めると、見知らぬおじさんAが立っていた。昨日の(リアルの)登山のどこかで会った人らしい。

Aは「昨日は◯◯を通ったんですか?」みたいなことをいった。2ヶ所くらいの地名を訊かれたがどれも知らない名だったので、俺はiPodを取り出し(昨日リアルで使った)地図を見せようと思った。だが、どうしても動作が重くてうまく表示できない。Aはずっと黙って待っている。

デジタル地図は諦め、俺は机か書棚に5冊くらい並んでいる『山と高原地図』らしき地図の右端にある『神奈川県』というタイトルのやつを取り出した。それを見せる前に、ふと不思議に思って「ところで何でここに来たんですか?」と訊いた。

するとAは白っぽい本を差し出した。それを渡すためだったようだ。タイトルは『引◯(あるいは引いて...だったか?)』。いつの間にかAの姿はなく、その本だけが宙にあった。

 

【寝る前の思考】その2に同じ。

【洞察】

1.「昨日の登山のどこかで会った」という感じから、Aは山にいた霊やスピリットか、あるいは大ムレ権現に参ったので権現さんかもしれない。

2.昨日はリアルで山梨の山に登ったのだが、その地図は表示できず、改めて取り出した地図が「神奈川県」というのが意味ありげに思える。バイト先の土地を示しているのか。

3.Aが渡してきた本は智慧の象徴と思われる。少なくとも「引退」や「引越」ではないようだが、何か「引くこと」が肝要ということかもしれない。答えているなら「今は引いて待て」とか「世間から引いてじっとしていろ」くらいの意味なのか。