その1)実家の居間にいた。母が別の部屋に行って1人になると、俺は狂ったように奇声を発しながら、ボールペンのようなもので画用紙にでたらめな線画を描きはじめた。多くは意味をなさないものだったが、なかには鮮やかな何色かの紐を束ねたような絵があり、それは印象に残った。『リリアン』という言葉が頭をよぎった気がする。

知的障害者のように頭の中が暴走して狂人のようだったが、一歩引いたところに冷静なもう1人の自分がいて、その様子を静観していた。

 

【寝る前の思考】作曲もダメ、小説もダメ、あとは絵や写真くらいのものだが、金をとれるような絵心もセンスもなく、もう何もできることがない気がする。

【洞察】

0.リリアンは小学生の時に遊んだカラーの紐と思われる。

1.今の鬱屈とした状況を表現しているのか。

2.絵とは限らないが「アール・ブリュット」的なものを、健常者でありながら取り組もうとでもいうのか。

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その2)見知らぬ倉庫でバイトしていた。周りはダンボールの荷物が多かった気がするが、俺のもとに持ち込まれたのは封筒などに入った小型のものばかりだった。出荷の残りはそれだけのようだが、けっこう大量にある(大型のオリコンにあふれるくらい?)。

持ってきたバイトの中年女に「あとはやっときます」みたいなことをいった。そうは言ったものの、ここを担当したことがないので、どうやればいいのかわからない。

どうしたものかと思っていると、先輩バイトらしき若い男女が2、3人やってきて「こんなにたくさんあるのは何か流行ってるの?」「中身は何なの?」みたいなことをいった。俺もよく知らないが、宛名のラベルを見ると『○○うどん』などと書いてあった。

 

【洞察】出荷するもの(=作曲するもの)がまだいくらかあるということなのか。小型の荷物ということから、それは小品なのか。