その1)あるバラエティ番組を見ていた。ゲストの素人中年男A(やや強面で坊主かハゲ)が誰かに電話していた。

その後、Aは自分にかかってきた留守電を聞いた。若い女など何件かがAによる間違い電話に対して怒っていた。Aはその様子を訝しげに聞いていた。

すると、レギュラーらしき中堅芸人(ジュニアっぽい?)が「北野メール、受かってたんじゃない?」といった。Aはハッとした顔をして、分厚いアドレス帳を素早くめくり始めた。Aは番号違いに気づいたようだ。今どきずいぶんアナログな奴だなと俺は思った。

Aはビートたけしがやっている番組のスタッフに電話した。ほどなくAはパッと明るい顔になった。どうやらAが番組に送った投稿メールが採用されたようだった。

 

【寝る前の思考】夢日記を(万人にもたらす智慧のレベルで)書くことに専念したいので(数十年分の生活費として)先に数億よこしてもらえれば都合がいいと思うのだが。

【洞察】

1.思考の答えかどうかはよくわからないが、そうだとすれば、すでにそれについては確約があったのだが、それに気づかず間違った方向性で悩んでいた。しかしその誤りにようやく気づき、今回は芸能の神(=たけし)に願いは通じた(=メールの採用)ということになるが。

2.これまでは間違った創作の方向性だったが、そのことに気づき、ようやく芸能の神に受け入られたということなのか。あるいはすでに成功が確約されているとも知らずに、間違った方に伺いを立てていた(成功しなくてはと必死になっていたこと?)ということなのか。

3.なぜ今どき紙の分厚いアドレス帳なのか。最近読んでいる本に関係することか。

【参照】2020.1.22に、バイト先の倉庫の出荷物の中に、当選の宝くじ(1等7億相当)が入っているという夢。

 


 

その2)夕方だったか、何かで塗りつぶされた(?)大量のハガキを処分した気がする。それから必要な1枚のハガキを尻ポケットに入れて郵便局へ向かった。

もう少しで着くというとき、局員の1人に追い抜かれた。その手には配達できなかったらしい大きな封筒があった。俺は直感的に自分宛のだとわかり男を追いかけた。

郵便局に入ると、封筒が内勤の若い局員Bに渡されたところだった。俺は「待って」みたいなことをいってポケットのハガキを出そうとした。するとBはそれが住所氏名の証明だと気づいたような顔をした。

レターパックのような白く分厚い、書類の束か大きな本でも入っていそうな封筒。Bは俺に職業をたずねた。Bは封筒の宛名の上のスペースにそれを書こうとしている。言い淀んだ俺を見たBは、無職とでも書こうとするように見えた。俺は作曲で少しながら印税を得ており厳密には違う。そこで俺は「フリーで」といった。

するとBは笑顔で『フリーランスライター(?)』と書いた。俺はフリーとしか言わなかったはずで一瞬、ん? と思ったが訂正はしなかった。

 

【洞察】

1.ハガキは「知らせ」「もたらされた情報」のシンボルか。そのうち不要なものを全て捨てて1つ(道や手段?)だけ選んだという感じか。

2.残された1枚のハガキと封筒は照合され、俺のものと認められたらしい(つまりやってきた情報から確信を得た?)。

3.Bは俺におそらく真の職業をたずねたと思われる。ハガキによる身分証明に加えて念を押しているのか。俺は自分が作曲家であると思いつつも「フリー」としか言わなかった。それに対しBは「ライター(?)」と書いた。これはどう読むべきなのか。ライターに転職するという予見?

4.その1や過去の夢から、作曲については(今はその兆候が見られなくても)すでに将来的な成功が確定しているので、それはもういいから次の段階に入れという見方もできる? 昨日の夢(万森→億森の期間が案外短い)にも関係しているのか。

 


 

その3)作業服を着た壮年の男C(その会社の上級職っぽい)が俺にバイトを紹介してきた。ミシンか何かで、何かを縫う仕事らしい。Cは「持続可能」と笑顔でいった。

 

【洞察】

1.リアルにおいて裁縫はまったくダメで、実際のバイトのこととは考えにくい。バラバラの物事を縫いあわせて1つの作品にするという意味なのか。

2.「持続可能」とは、ライフワークにできるという意味か。

 


 

その4)冬の夕方、見知らぬ実家にいた。俺はこれからドリマトーンの教室に行って、そこを辞めると告げてくるところだった。ほどなく父(故)が帰ってきた。

玄関の足場には音楽の本が3冊落ちていた。捨てる(売る)かどうかは中身を見てからにしようと思った。少々古いが(特に電子音楽に)まだ役には立ちそうだ。そのうち1冊は大判で、これは特に古い(CD全盛の時代らしい)ようだが、ケン・イシイなどがミキシングやマスタリングでのEQの帯域などについて語っていて、やはり取っておこうと思った。俺は母に「これは捨てないでよ」といった。母は返事した気がする。

玄関を出ると雪が降っていた。時期はクリスマス近くのようだ。幹線道路を挟んだ向かい近所、習い事教室か何かにセレブらしき母子らが催しで集まっていた。俺は雪道を歩きながら「クソセレブめ」とつぶやいた。

 

【洞察】

1.(小学〜高校時代まで習っていた)ドリマトーン教室にはもう行かなくていいんだ(先生には告げずにひそかに退学)という夢は何度か見たことがあるが、これから辞めると告げにいくパターンは初めてかもしれない。

2.作曲の勉強はひとまず終わりということなのか。その2にはライター(?)への転職をほのめかす夢があり、さっとは流せない内容。

3.音楽の本は取っておくということなので、完全に辞めるというわけではないのか。

4.ここ数日、冬の夢が多い。作曲家としては(?)冬の時代ということなのか。クリスマス→年末→(作曲)シーズンの終わり、と見るべきなのか。