その1)深夜、実家の自室で寝ていた。何か違和感がして目を覚ますと、下から1/4ほど開いた扉(リアルは横引き戸式なので設定が違う)から母がいきなり入ってきた。うるさくした覚えはないし、出ない声で何もしてないことを訴えると、母は窓の外を指し、かすれた声で「外がうるさかった」みたいなことをいった。そして「普段、耳栓して寝てるから」というと去っていった。
耳栓なら俺も(リアルでも)してるけど......とか、実家で一人暮らしでそんなに耳がいいわけでもないのに耳栓して天災とか大丈夫なのかとか、それにしても未だに勝手に俺の部屋に入ってくるとか非常識で、自慰とか見られてマズいことをしてたらヤバいだろ、などと思った。
とにかく、音を出す外の様子を伺うしかないと思った気がする。


<解釈その1>
窓・・・(ベサーズ解釈)与えられた状況を超越して見ることのできる力。大きく開かれた予知能力、認知力。反対側の、次元を超えた気づきを開く窓。(ホロウェイ解釈)いろいろな視点や見通し。心の中を垣間みる。(フォンタナ解釈)外的世界を理解する能力(ユング説)。

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【寝る前の思考】自分は何が本当に好きで何をしたいのか、未だにはっきりわからない。
【洞察】
1.普段、耳栓して寝ているのは自分だけであり、母(という反映)は自分の1つの側面であることがわかる。母親は直感的側面というのが一般的解釈だが、うちの場合は古い常識や世間体にうるさく何事も批判的という一面もあり、多分にそちらを示している可能性がある。
2.母は昔からいきなり人の部屋の扉を開ける無神経さがある。自己の中でも、断りもなしにその側面が感情や思考や判断などに割り込んでくることがあり、迷惑に感じているということか。
3.「外がうるさかった」「耳栓して寝てる」というのは、内観する上で自己の外側の雑音(音に限らず情報全般のことであろう)がうるさかった、ということなのか。




その2)実家にいた。何かの話で母と意見が合わず口論となった。
その後、誰かの車で外に出かけていた。実家の近所(琴似のあたり)で、黒っぽい鳥居と何かの壮大な寺社(平等院鳳凰堂的なやつ?)と、建設中の巨大なタワー(骨組みが黒っぽい)を見かけた。母は不服そうだったが、俺は口論のことも忘れてテンションが上がった。また無駄なものを作っていると(世の?)批判もあるかもしれないが、俺は完成が楽しみで、できればタワーの頂上展望台からの景色が見たいと思った。
タワーの高さはスカイツリーにやや及ばないようだが、記録(やそれに付随するもの)の更新が面倒だったり、国の象徴としての地位を気遣ってのことだろうと思った。
そのタワーだったか高い建物の麓で、NHKっぽい番組が始まった。芸術や経済など各界のコミュニティリーダーが十数人集まっていた。司会の男は「みなさん既に確固たるもの(価値観やそれに即したコミュニティなど)をお持ちでしょうが、今日はいったんそれを忘れて......」といって、先入観を取り除いた討論を始めようとしていた。
俺は番組に興味を覚えていたが、そのシーンに見覚えがあり、あれ再放送かな? と思った。


<解釈その2>
寺院(神社・礼拝所)・・・(ベサーズ解釈)あなたの内なる寺院。(ケイシー解釈)自分にとっての心の幸福とは何か理解するための助け。寺院の中で生じてきた過去世の記憶。いくつかのテーマを研究するとき意識とともに働き始めた霊力。肉体。(フォンタナ解釈)平和、一層高い知恵、精神的な側面。
塔・・・(ベサーズ解釈)精神の力、明瞭に見えるポイント、予見力。
黒・・・(ベサーズ解釈)自分の内にある無意識の、未知の側面。恐れによって拒絶したもの。(ケイシー解釈)妨害。無意識。自分の嫌いな部分。潜在的にはあるが、まだ開発されていないもの。誘惑または邪悪。謎。(ホロウェイ解釈)未知の領域に踏み込む時。あらゆる可能性。今問題になっているものはまだ意識のはるか外側、自分の力の及ばない領域にある。

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【洞察】
1.鳥居や壮大な寺社は、自己の中の聖地(人生の目的や好きな事など、最も崇拝すべき事柄)的なものを示しているのか。
2.建設中の巨大タワーは、非常に優れた才能または大きなチャンスが準備〜構築されている途中であることを暗示しているのか。頂上展望台からの景色が見たいのは(作曲業などで)高みに立ちたいという願望であろうか。
3.建物が黒っぽいのは、未知のこと、恐れていて踏み込めなかったこと、無意識下のこと、あるいは金持ちは黒光りするものを持ちたがるのでその象徴のいずれかだと思われる。
4.以上をまとめると、自分の聖なる地(おそらく好きなことを)を突き詰めていって高みに昇りたい、つまり「好きなことで大きく成功したい」というのが本音であるということか。
5.NHKっぽい討論番組は、自己の様々な側面の代表格が集まり、それぞれの価値観をいったん横に置いて、これらの建設(好きなこと→成功)についての討論を始めようとしている、ということか。芸術に走るのも経済的豊かさも大事だが、もっと議論すべき大きなものがある、ということであろうか。
6.再放送だと思ったのは、このことについて一度は取り組んだり向き合ったりしたことがある、ということか。
7.ここ数年登山が好きになってきたがその理由がよくわからないのも、実はこれ(高みに至ってそこでの景色を眺めたい)という願望を象徴している可能性がある。




その3)なんでも鑑定団の番組を見ていた。依頼品は家っぽい形をしたガラスの大きなケースで、ケースの中の隅にも小さなケース(これもガラス)があるという構造だった。希望額は12万円だったが、俺は100万はいくだろうと思った。
鑑定額はその通り100万円だった。これまで120品くらい番組に出てきて半分余りが希望額超えだった。
ここで依頼者の壮年の女が現れた。彼女は出場5回目で5回連続希望額超えだった。まだまだお宝を持っていて、また番組に出たいようだった。


<解釈その3>
ガラス・・・(ベサーズ解釈)ガラスが砕けるのは、幻覚、希望、意識、夢が壊れることを表す。ガラスを噛むのは、言葉で気持ちを表す難しさを暗示する。自分、または他人とのコミュニケーションに対する恐れ。言いかけたことを途中でやめること。

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【洞察】
1.ガラスの箱は「透明感のある」または「壊れそうなくらいデリケートな」作品(作曲)を予見しているのかもしれない。
2.鑑定希望額よりはるかに高いのは、その作品が自分が思っているより世の評価が高くつくことを予見しているかもしれない。
3.120品というのは、これまでに書いた曲(220曲くらい)のうちの約半分で、世に出せる価値のあるものがそのくらいということかもしれない。そのうち半分余りが、自己評価よりも世の評価の方が高いということか。
4.この壮年の女(ある系統のモチーフのマンガを表しているのか?)が関わる作品は、5連続100%で良い評価であり、まだまだ(いい曲が書ける)可能性を残しているということか。