その1)何かの店の準備室のようなところにいた。俺はそこでバイトしているようだ。部屋には大学時代のバド部の後輩の誰かに似た美形の子(わりと金持ちのお嬢様)Aがいた。

全面窓の外、通りにAの友人らしき女子大生が何人か通りかかり、彼女らは手を振りあった。俺はちょっとみずぼらしい(ボロい短パンだったか?)格好だったので、外にいる女の子にあまり見られないよう気を配っていた気がする。

2人で何気ない話をしていると、同じ店員のKG(バド部の後輩)のことが話題になった。Aは(Aにとっては先輩の)KGのことが怖いという。俺は「そうかなぁ」といった。確かにたまにすごい顔をしたり物言いがきつかったりするが、俺はKGの先輩なのでそういうことがよくわからなかった。

何かの食品の準備をしている気がしていたが、気づくとここはケーキなどを作る菓子屋だと思った気がする。

 

<解釈その1>

菓子・・・(ホロウェイ解釈)休憩したい、ささやかな楽しみ(生活がきつい、心の余裕がないとき)。おいしいところばかりに注目していて基本を疎かにしている。

【連想法】

準備室・・・売るための食品を作る場所。

後輩のお嬢様・・・(この夢では)恋人ではないが気さくに話せる間柄。

Aの友人(セレブ女子大生)・・・俺には縁がない。貧乏くさい格好を咎められたくない。

KG・・・見た目はかわいいが性格はきついらしい(先輩の俺にはよくわからないが)。

菓子屋・・・ケーキなど甘いものは好きで、スーパーなどで生菓子の割引品は買うことはあるが、専門店は敷居が高い。

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【洞察】

1.一見するとリアルのバイト推奨の話のように見えるが、自分としては最もありえないような職が選ばれていることから、そういう話とは考えにくい。おそらくは、無意識下で創作(作曲か小説)の準備をしていると思われる。

2.後輩Aにしろその友人にしろセレブが選ばれているのは、金持ちになるための要素を示しているのか。貧乏くさい格好を見られたくないのは、金持ちになるためにはそういう格好(あるいは貧乏くさい行動)をするなという示唆なのか。

3.KGの話がよくわからない。俺にとっては可愛げな後輩で怖い存在ではないのだが、Aは怖いらしい。「厳格さはセレブにとって(セレブになる上での)脅威である」ということなのか。

 


 

その2)夜だったか、実家2階の自室で目が覚めた。少しして、どうもさっきから電子チャイムが鳴っているなと思っていたら、何かのラック(リアルにはない)の上段に、平べったい直方体の何かの装置があり、小さなランプが明滅していた。それにはセンサーがついていて、俺がそれに触れると音が鳴る仕組みだとわかった。

装置のプレートを見た。消火目的の監視装置のようだ。マキノ(?)という会社のもので、H7B7(A7H7だったか?)という型番。後でネットで検索してみようと思った。

チャイムがうるさいのでボリュームを最低まで絞った。きっと母の仕業だろう、何勝手に設置してんだと思った。手をひっきりなしにかざすとずっと音が鳴っている。おそらくこの装置は火を検知するもので、ずっと火が出ていると1階かどこかに通報されるんだろうと思った。

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<解釈その2>

火・・・(ベサーズ解釈)内部に宿るクンダリーニ、生命力。神聖な魂。(ケイシー解釈)不快な経験を作り出す恐れ。物事を完全にするための試練。激しい怒り。何かを焼いて無にできるもの。肉体疲労の原因となる状態。機嫌。情熱。苦痛。(パーカー解釈)肉体的・感情的潜在能力やそれを発揮する方法。(フォンタナ解釈)正反対の対立的な気持ち。破壊的だが清めるものでもある。明白さ、積極性や意識性。新しいことが始まる。激情や妬み。野心。

【連想法】

実家の自室・・・自己あるいは自我の中核。

チャイム・・・警告。検知。

マキノ・・・バド部時代の先輩の名前に関係。悪い人ではないがいちいちうるさい。

火・・・熱。オーバーヒート。

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【昨日の行動】近所に登山に行ったが、それほど暑くないのに湿度のせいか異様なくらい汗をかいてしまった。

【洞察】この装置はおそらく、創作のやりすぎによるオーバーヒート、あるいは暑い中での登山による熱中症(そこまでいかなくても高すぎる体温)を監視するために設置されたと思われる。まだ何も始めてないので、後者の方が有力か。

 


 

その3)(昼寝の夢)あるロシア人の少女Aと知り合いだった。Aはフィギュアスケートか何かの選手だった気がする。俺はAをカメラで撮らなくてはならなかった。しかしなぜか上手くいかなかった気がする。

その理由は、Aは本当は人間ではなく魚が化けたもので、魚として捉えなくてはならず、しかも(常に動くので?)殺さなくてはものにできないという感じだった。

Aが水槽で魚になっているとき、俺の近くを通りかかった。俺はその頭をアイスピックのようなもので突き刺した。頭つまり脳に穴が開き、これで死ぬだろうと思った。しかし、同時にあの少女も死ぬわけで、すごく後味が悪い気がした。

せめてその魚を焼いて食べてやらなくてはと思ったが、自分自身あるいは他の人に変質的だとか不謹慎だと思われるかもしれない、と思った気がする。

 

<解釈その3>

カメラ・・・(ベサーズ解釈)経験の意味を認知すること。学びに利用するための人生の記録。

魚・・・(ベサーズ解釈)瞑想、精神の栄養が必要。(ケイシー解釈)水の近くの地理的な場所。達成するかもしれない業績。導き出すことのできる教訓。生まれる前の経験。内面から湧き出た考えや感情。魚介類や海藻の勧め。(ホロウェイ解釈)自己の無意識部分、意識されない真実(水面下の〜)。困難な時期、忍耐(醜い〜、水の汚れ)。自分の愛するものや独創的な自己表現とは縁のないスタイルに甘んじている(〜の世話をする)。

殺す(殺人)・・・(ベサーズ解釈)自分のある側面を処分すること。(ウォレス解釈)自分のある個性(ユニークな才能や創造的スキルなど)を取り除こうとしている。

【連想法】

ロシア人・・・性格が冷たい。冷静。美人。

カメラで撮る・・・記録する。記憶する。

魚・・・泳ぐ。釣る。焼いたりして食べる。

殺す・・・そうして動きと止めないとカメラで撮れない。

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【洞察】

1.Aが何の喩えかはわからないが、それを認識や認知するためには「魚」という真の姿を捉えなくてはならず、しかも脳から殺して動きを止めないとならない、ということなのか。

2.そもそも魚が一体何を示しているのか。海の生き物なので、元型的解釈としては感情や無意識の産物のことかもしれない。それらはリアル(顕在)世界ではロシアの少女(これも何かの象徴だが)として見えているということなのか。

3.その魚(の認識?記録?)を自分のものにするためには、殺して動きを止めなくてはならないようだ。つまり魚の死が必要なわけで「それをいったんやめる」とか「忘れる」とか「考えるのをやめる」みたいな行動が必要なのかもしれない。

「大事なあることを自分のものにするために、いったん中止しなくてはならない」あるいは脳を殺していることから「それについて考えるのをやめなくてはならない」という風にも読めなくもない。