その1)イギリスだったか旅で外国のバスの中にいた。よく見ると財布には日本円しかなかった。果たして千円札を両替してもらえるのかひどく不安だった。その前に単語がすぐに思い出せず辞書もなくて焦った。ズボンのポケットを探るとカードタイプの電子辞書が入っていた。入力するとき、exchangeじゃなかったかと思い出した。心の中で「I'm sorry. Please exchange.」などと繰り返し練習した気がする。
場面変わって夜、帰りの飛行機の中。俺は座席でとんねるずのラジオを聴いていた。電波が弱いせいかチューニングが微妙だったり、ボリュームの調整がアバウトすぎてイヤホンの音漏れが気になったりして苦心した。近くの外国人客は、迷惑顔まではいかないが俺のラジオが気になるようで、たまにこっちを見ていた気がする。とはいえ、俺にとってはラジオの日本語が心の拠り所になっていた。
隣の窓側の席にいた外国少年も、PCでラジオか音楽を聴いているようだった。内蔵スピーカーか何かから「静かでない(または音漏れしない、だったか?)夜はない」という声がしていた気がする。


<解釈その1>
外国・・・(ベサーズ解釈)まだなじみのない新しい側面。あるいは過去世。
バス・・・(ベサーズ解釈)自分を表現するための大きな潜在能力。(ウォレス解釈)チームや組織を表す。計画の実行。
辞書・・・(ベサーズ解釈)知識を求めること。心の変化を理解すること。
飛行機・・・(ベサーズ解釈)魂の覚醒と精神的な高みへ、新たに舞い上がること。飛行機の位置は、特別な問題、または状況に関する精神的な気づきや直感力を反映している。(ウォレス解釈)計画を成功へと導く方法。プロジェクトに積極的に関わっていること。(ホロウェイ解釈)職業上の難問を抱えて奮闘している。自分が温めていたプロジェクトや理想像が実現しないのか、悩んでいる。霊的、高い精神、超自然的感応。性的な領域。アイデア、革新、会話。
ラジオ・・・(ベサーズ解釈)導きからの情報。高次の自己からのメッセージ。あるいは「テレビ」の解釈に準じ、自分とのコミュニケーション。(ケイシー解釈)よりよく理解するために同調したり波長を合わせたりする能力。神が私たちの要求を「遠方で聞く」ことができるようにする方法。神と向き合い現世にあらわれたパワーを受け取る能力。遠くに広がっていく力。娯楽。聴覚。人との意思疎通。一般知識。テレパシー。
夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。

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【現況】横尾忠則の対談集の岡本太郎のところを読んで、無条件無目的で活動できるのは素晴らしいけど、果たしてそれで食えるのか(岡本は食えていたようだが)が問題だと思った。そしてそれはバシャールのいっていたこと(条件付きで行動してもそれは本当の自分ではないし、人生もうまくいかない、だったか?)によく似ているとも思った。
【洞察】
1.自分の中で、音楽の芸術性を伸ばし拡めたいという一面があり、アンビエントなど前衛的な音楽を推し進めていきたいが、それで食えるとはなかなか思えない(海外でヒットした例が希少ながらあるので完全否定ではないが...)。
それが外国のバスで日本円しか持ってないという場面に反映されたのか。両替できるかどうかは、異端の作品が受け入れられるかどうかという強い不安を表しているのか。
2.一方で、歌(ポップス)の作曲もしたい一面もある。しかしこれは授かりものに近く、常にモチーフ(詞先が得意なので主に歌詞)があるというわけではないので、いきなり書こうとしてもそうそう書けるものではないと自認している。
日本語のバラエティのラジオは、そういった側面を表しているのか。電波やボリュームが不安定なのは、やりやすさや安心感(=日本語)はあるものの、常時書けるわけではないことを示しているのか。
3.「静かでない夜はない」とはどういう意味なのか。歌が書けなくていつも不安がっている(心穏やかではない)ことか、あるいは音になるモチーフは常にある(夜なので無意識下や未知の領域に?)ということなのか。




その2)大学の教室にいた。大学時代のバド部のHN先輩は留年したのか俺と同じ学年で、かつて俺がやっていた実験について訊いてきた。どこの反応か訊くと、カルボニル『R-(C=O)-R'』だという。俺は「そこの酸化には何を使ってますか?」といった。先輩は「うーん」といって、なかなか思い出せない様子。
「そんなに難しいわけない」というと、先輩は疑問疑念の顔を向けてきた。俺は「なぜならそこは炭素と水素と酸素しかないから(酸化剤は自ずと決まってくる)」といった。
その後、一つ後ろの席にいた太めの(?)女子二人が「演習が足りてない」といった。「誰のこと?」と訊くと、二人は先輩の方を指した。


<解釈その2>
【寝る前の思考】リハビリも兼ねて、インストやアンビエント系の作曲から再開するか?(歌ものは授かりものだし、いつ始めるか予測がつかない)
【洞察】
0.出身もそうだが、ここでは化学系の大学での実験の話なので、実験的音楽のことをいっているのか。
1.歌ものはだいぶ書けるようになった(モチーフさえ良ければいつでもいける)と思うが、実験〜芸術系はまだ数を書いていないから力が不安定という認識でいる。「演習が足りてない」とは、そのことをいっているのか。
2.去年、ある長編マンガのサントラを勝手に作っていたが、歌ものの作業を優先して中断してしまった。先輩の留年はそのこと(年を越してしまったから)か。ブランクがあるために、先輩はいろいろ忘れている(勘が鈍っている)ということか。




その3)ある長文の夢日記を書いて満足していた。しかし、目が覚めてみるとそれは夢の中での作業だったとわかり、出力したせいか全く思い出せず、がっかりした。


<解釈その3>
夢・・・(ベサーズ解釈)夢を見ている夢を見るのは、夢の状態にもっと気づくようにという知らせ。




その4)レトロなシンセを使った、ゲーム音楽っぽい軽快な曲を書いていた。はじめは動作が重かったが、設定のあるチェック(リリースかサステイン関係だったか?)を外すとスムーズに再生された。
曲の出来がすごく良いのと、打ち込み画面をスクロールさせるとそのまま(横スク)ゲームっぽいMVにできると気づいて、テンションが上がった。しかし、一部『ICO』の背景画像を流用していたとわかり、権利の都合でそこは書き直さなければと思った。
使っているノートPCの壁紙は(リアルの?)今までのと違い、プールサイドで坂本真綾(今より若干老けている)っぽい女が佇んでいる画だった。はじめは彼女の鼻がでかすぎると思ったが、よく見ると肌色系の小型犬が顔の近くにいるだけだとわかった。


<解釈その4>
プール・・・(ベサーズ解釈)休息、リラックス、健康によい運動を表す。

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【洞察】
0.すごくいい曲ができたと思ったのに夢だったのでがっかりした。すでに曲は深層下では完成しているということなのか。
1.実はゲーム系の音楽を作りたい、あるいはそういう仕事がいずれ来る(それによってスムーズに事が運ぶ?)ということなのか。
2.ICOのサントラ(アンビエント系)は非常に優れていると思うが、それに影響されすぎるなということか。
3.ヴィンテージシンセを集めた音源に興味がある(しかし$499)が、その真相的理由を示しているのか。
4.ちょっと老けた坂本真綾のプールサイドの壁紙はなんなのか。数年後の話なのか。ゲーム系をやっていると歌の仕事も来るという、敬愛かつ勝手にライバル視している菅野よう子の若い頃のような流れ?
【検証】2014.5.24に、プレステのPSのマークを指差してSCEに入れと少年にアドバイスした夢を見ているが、関係あるのか。ちょうどこの時期に『旅のラゴス』というSFを読んで、その後サントラを書いている。(しかしサッカーW杯視聴に間に合わせようと急いでしまい体調を崩した。それがトラウマになって実験系に手が出しずらいのかもしれない)