その1)実家の近所のある家を訪ねた。食堂のカウンターのようなものがあり、その向こうに住人がいた。俺は中年くらいの誰かに昔の友人の名をいった。すると呼ばれて奥からHYNが現れた。今ではすっかり禿げて坊主頭で少し太っていた。昔の面影は少なかったが彼だとすぐわかった。
俺は「50年ぶりくらいか」といった。HYNは「君のことは新聞や地域の掲示板(?)で知ってた」みたいなことをいった。今はどうしているのか少し話した後、俺は不要になった未使用の18きっぷと温泉のチケットを彼にあげようとした。しかし彼は渋い顔をして受け取ろうとしない。もう遠くに出かけるような歳じゃない、といった態度だった気がする。


<解釈その1>
【洞察】
0.まだ50年も生きてないし、まるで未来に行ってきた(成功して久々に実家に帰ってきた?)ような話。
1.いずれは(あるいは近い将来)成功して、18きっぷを使った貧乏旅はもうやらなくなる、ということなのか。




その2)大学の教室にいた。朝8時半を過ぎていたがまだ4〜5人くらいしか来ていない。俺たちは「絶対おかしいよね」といった。見知らぬ課目の初回の授業はどうやら別室で行われるようだった。教室の掲示用ボードに貼ってある紙を調べていったが、それらしき情報は見当たらなかった気がする。
その後、俺がボードに何か紙を貼り直そうとすると、大学時代の友人TKが使い古しのボロいセロテープの切れ端を渡そうとした。俺は「貧乏くさいことやってないで(新しくテープを引っ張って)ビッと貼っときやいいんだよ」みたいなことをいって、贅沢にテープを使って貼った。


<解釈その2>
【現況】今日は下宿から函館山まで全部歩いていこうと思っている。
【洞察】
0.見知らぬ課目の初回がいきなり別室はどういうことなのか。家ではなく山での学びということ?
1.テープの話について。現況は運動というより経済的な理由(バス代が嵩むのが嫌)であり、貧乏くさいことをするなということか。