その1)見知らぬグラウンドで野球の練習をしていた。実戦形式の打撃練習を真横から見ているとき、キャッチャーの少女Aが審判に何か要望した。どうやら(ピッチャーの?)目が悪いらしく、メガネをさせたいようだった。
そこでなぜか俺がAの代わりにキャッチャーをやることになり、メガネもかけさせられた。メガネは丸くてレンズが小さく、大正昭和のレトロな感じだった。レンズが汚れていたので「見えにくい」というと、Aか誰かが拭いてくれた。
いつの間にか再び傍観していた。バッターは30代くらいの教師のようで、ピッチャーの少年は本気で勝負を挑んできた。デッドボールになりそうなかなり内角の速球と思われたが、それがぐっと曲がってミットに入った気がする。
それを見ていた見知らぬ少女Bが、笑顔で「寒冷地(?)では静かにね」といった。
【洞察】
1.野球の練習は作曲の練習を暗示しているのか。
2.レトロなメガネがよくわからない。ものや状況の見方が古いということ?
3.Bの発言が気になる。寒冷地は静かだ、あるいは静かに暮らせるということなのか。移住先(北東北か新潟)を暗示しているようにも思える。
その2)F社KN店っぽい薬屋でバイトしていた。ある客Cがガラスケースの最下段の右端にある、聞いたことも見たこともないマニアックそうな商品Xを指名した。長辺5cmくらいの細長い箱。
それを取り出そうとすると別の若い女客Dがきて、Xの左隣にある商品Yを指名した。これも知らない英語名で、医薬品ではなさそうな感じだった。長辺が20cmくらいの白い箱で、長いこと売れてなかったのか埃をかぶっていた。それをさりげなく手で擦って落とした。
Dは後からきたのに先に会計しようといていた。Dの後ろに立っているCは何も言わないが、大丈夫なのかなと思った。俺はレジの表示を2度くらい見間違えてしまい、へこへこ笑って取り繕った。改めて小計を押すと1500円くらいだった。
【寝る前の思考】(目が覚めたとき)下階のクソジジイの騒音が気になって怒りがおさまらない。もう限界だ助けてくれ。集合住宅はもう無理だから、実家に戻るか家を買うしかない。100万で買える空き家はないだろうか? 過疎になってる秋田ならありそうだが。印税が少なくて100万を工面することすら困難だが(母に都合をつけてもらうとか?)...云々。
【洞察】
1.答えているのかよくわからない。悩みや願いをはぐらかそうとしているようには見える。
2.客が来ているので作曲しろということか。しかも2曲も? 聞いたこともない珍しい商品、埃をかぶっていたということから、久しくやっていないアバンギャルドな感じの曲になるだろうということか。あるいは掃除がモチーフのネタが控えているので、それのことか。