その1)見知らぬ食堂にいた。ある店員が「言伝をあずかっている」みたいなことをいって、メモかハガキのようなものを見せてきた。誰かが頭を使う何かの競技で俺と勝負したいらしい。

急に今から? と思ったが、やりたくない訳ではなかった。

 


 

その2)実家らしき居間(?)にいた。見知らぬ若い男Aがいて、大きめの紙にびっしり書かれた小説のようなものを見せてきた。

真っ黒に塗りつぶしたような紙もあった。それは塗ったのではなく、同じところに何度も文章を書いたせいらしい。Aは「どんな小さなことでも無駄にしたくない」みたいなことをいった。Aはあらゆる行為についてそういう主義のようだ。

何がきっかけでそうなったのかは知らないが、他の人にそれを強要しない方がいいぞと言おうと思った。

 

【洞察】

1.その1もそうだが、小説(天才感染症)を読んでいる影響か、自己の中の作家の人格・側面が何か主張してきたのか。

2.小説の練習では紙を無駄にしたくない、みたいな感じに見えるが、行きすぎたエコ志向は自分の本性とは相容れないだろう。

 


 

その3)夜、見知らぬ街で見知らぬ大学のクラスメイトと、何かの打ち上げがあるようだった。会場はけっこう遠くにあるようで、だいぶ長い間歩いたようだった。そうしているうち皆とはぐれてしまった。

結局、飲み会には出られなかったようで、いつの間にか帰り道を歩いていた。現実離れした急なバンクのあるカーブとか、奇妙な道のりが多かった気がする。

その道のりはいつの間にか競走になっていて、誰が早くゴール地点にたどり着けるかということになっていた。俺はけっこう上位だろうという自覚があり先を急いだ。

ビルの外側の縁とかテラスの天井(?)のような妙なルートを通って、そのビルの踊り場のようなところに出ると、見知らぬ(コンビ?)芸人が立っていて、そこがゴールだとわかった。すでに何人かゴールしていたようだった。

俺は芸人に近づくと成績を訊いた。芸人は各人の記録か何かが書かれた何枚かの紙切れを調べていった。俺は3位だった。3位なら何か賞品か賞金がもらえるかも、と思った。

 

【洞察】打ち上げがうやむやになり競走になって上位でゴールした、という流れは、休むのはいったん待って、一連の作曲を今日急ぎ仕上げて、その出来が讃えられるという予見なのか。