夜、見知らぬアパートの部屋でヘッドホンをして曲を作っていた。音が隣の部屋に漏れてないか気になり、ふすまを少しだけ開けた。隣人は特に反応しないので大丈夫のようだと思いふすまを閉めた。

するとすぐにふすまが開いて、大きなヘッドホンをした若い女Aが顔を出し「音、漏れてないですか?」みたいなことをいった。彼女も音楽を作っているようだ。テレビとかも含めて、俺は「全然聞こえてないし、大丈夫ですよ」みたいなことをいった。

Aはそれでも少し心配そうだったが、俺は念を押した。俺の部屋の音も問題ないようだった。

 

【洞察】

1.自分が出している音が隣の部屋などに響いてないか気にしすぎている、といってる可能性もあるが、リアルとは部屋が違うし隣人の性別も違う、しかもそんなことはずっと前から気にしていることで今更感がありすぎるし、別の話をしているように思える。

2.少し先のことを予見している可能性はある。引っ越してみたら隣人も音漏れを気にする音楽家だった、みたいな話?

3.(ノイキャンの)ヘッドホンをずっとしていれば、自他の音漏れを気にする必要もないという話?

4.若い女が出てくるときは創作の人格・側面であることが多い。ヘッドホンをつけたままで完結する音楽を作ればいい(スピーカーでのミックス・マスタリングは不要?)という話なのか?