実家にいた。母は買い物か何かで街かどこかへ出かけていった。その前に何かしていて、バスに遅れそうなのか小走りで行った。もう歳なんだから転んだらどうするんだと、少し心配はあった。

玄関の扉は(リアルと違って)かなり大きく、開閉式のガレージのような感じで、左下のフックに引っ掛けて固定する仕組みになっていた。内側に鍵穴があり鍵もかかるはずだが、キーは見当たらなかった。

いつの間にか裏手側の見知らぬ部屋にいた。部屋というよりまるで水族館で、かなり広い。見たこともない奇妙な形や模様の魚などがいた。

平べったい魚が濡れた床に横たわっていたが、平気なようだった。俺はその魚を優しくなでた。

ある水槽では、温度センサーが不安定なのか(あるいはある魚が触ってしまっているのか)ON・OFFが頻繁に切り替わっていた。水面が低くなっていて、調整した方がいいのではと思った。金魚よりひとまわり大きな朱色の魚2匹が仲良さげに並んでいる(水からは半分以上出ていて体は立っている)のが印象的だった。

これを母1人で世話してるのか、亡くなった後は俺1人で引き継ぐのか、方法なんか何も知らないしこんなことは到底無理のように思えた。

 

【昨日の出来事】電脳コイル一挙の後半を見た。

【洞察】

0.何か飼っている夢といえばリアルでも飼っていたインコのはずだが、魚でしかも水族館というのは初めてだろう。

1.多くの魚や、水位や温度が管理しきれていない水槽は、到底世話しきれないような(あるいは抱えきれないような)感情の産物を示しているのか。いわゆる「(感情をひどく揺らされる)良すぎる作品」は推奨できないとうことなのか。良すぎる作品に触れると、創作者としてとてつもない才能の差を感じてしまうので、かえって悪影響かもしれない。

2.作曲の「ネタ」が世話しきれないほど増えてしまっているという表現の可能性。

3.リアル実家を1人で引き継ぐのは到底世話しきれず無理だという話の可能性。