その1)九州から沖縄を旅していた。九州は西側だった気がするがよく覚えていない。

沖縄の見知らぬ島に上陸した。波など(?)を通す天然の水路のようなものがあり、珍しい地形なのでカメラで撮ろうと思った。地元の子供が多くそこで遊んでいて撮りづらかったが、どうにか水面と子供を両方入れて撮った。

ほどなく列車のようなもの(機関車はSLっぽい?)が水上を走り、こちらに向かってきた。全体に薄い青っぽく透明度があり、幻影のようにも見えるが質感はあった。俺は慌ててシャッターを切った。すぐにもう1編成、さらにもう1編成同じようなものがやってきた。一応全て撮ったつもりだがシャッターを切るのが遅れたので、画面に収まっているかどうかと思った。

レンズが少し曇っている気がして、今回の写真に影響しているような気がした。急に暑く湿ったところに出たせいかなと思った。

今日はこれからこの島の主要都市X(那覇っぽいが島は沖縄本島の形をしていない)に向かう予定だった。地図を見ると、まずここから船で2時間(?)くらい湾を渡り、さらに陸路を行くという行程だった。

日帰りで本土に戻る予定だった気がして、これ全部まわれるのかと心配になったが、よく見ると今日はこの島のXに泊まることになっており、なんだ大丈夫かと思った。

 

【寝る前の思考】バイト探しも含めて何もやる気が起きないのは、作曲で食うことを諦め、人生の目標がなくなってしまったからだ。目標が全くわからない。

【洞察】

1.九州〜沖縄には旅の未踏地が多い。そういう場所を埋めていく(つまり旅を続ける)のが目標だということなのか。あるいはこれは抽象表現で、まだやっていないことをやる(作曲や創作のジャンルなど?)のが目標ということなのか。

2.旅ができる状況ではないので、夢の中でそれを果たしている可能性もある。

3a.カメラでいい景色を撮ろうとするときは大抵うまく撮れない。今回はまだマシな方で、何が目的(=美しい景色)か多少は解っているようだが、不十分ということかもしれない。あるいはコンディション(被写体→創作の対象をとらえる目?)は戻りつつあるがまだ不十分なのか。

3b.レンズの曇りの原因は、夏の暑さや湿気にまだ慣れてないことを示唆しているかもしれない。

4.3つ連続でやってきた水上を走る不思議な列車が意味ありげに見えるが、何のことかよくわからない。

 


 

その2)高校くらいの学校へ向かっていた。脚がひどく重くてひきずるようにしか進めなかった。服は大きめの青っぽいTシャツで、下は何もはいてなかった。俺は裾で下を隠しながら廊下を歩いた。

教室に入ったものの、自分の席がどうしても思い出せなかった。最初に座った真ん中あたりの席は、ほどなく見知らぬ女がやってきてそいつの席だとわかった。俺は女に謝り、他を探した。

黒板に向かって左手の後ろの方で中学時代の友人SMを見かけ「俺の席どこだったか知らない?」と訊いた。SMは不機嫌な顔をしてまともに答えてくれなかった。俺は「なんでそんなに冷たいんだよ」といった。多少良心が咎めたのか、SMはヒントめいたことを口にした気がするがよく覚えていない。

右手の一番後ろの席に行き、小柄で真面目そうな少年A(過去のクラスメイトで見覚えがあるが誰かは不明)に「俺、ここだっけ?」といって空いている席を指した。Aがうなずいたので俺はそこに座った。

 

【寝る前の思考】その1から、旅というのは金と暇が必要でそうそうできるものではなく、人生の目標としてはインパクトが小さい。何か「これだ」というものでないと目標とはいえない。

【洞察】

1.答えているかどうかはよくわからないが、そういうことがわからないのは精神過労で弱っている(脚が重くて進みづらい、陰部が晒されて無防備、自席が思い出せない)せいだといっている可能性はある。

2.SMはおそらく初出。自分の家になかったファミコン等をよくやらせてもらったので、ビデオゲームに関する側面や人格かもしれない。彼が不機嫌なのは「ゲームをやっている場合ではない」「ゲームでの遊びが不足している」と、どちらにも取れるので判断が難しい。

3.学校が出てくるときは大抵は創作(作曲)の学びのようだが、今回はどうか。