その1)ある中国人っぽい少年2人くらいと知り合った。彼らは劇団か何かに所属しているようだ。まだ若いのに、実家を出て暮らしているようだった気がする。

少年A(おっさんぽい感じもある)に「なぜそういう仕事を始めたのか」と訊くと、Aは家庭の問題を口にした。厳格な家庭で冗談もいえないらしい。Aは「嘘のつける食卓さえあれば、それだけで満足です」といった。家では冗談をいったり、外であった(主に嫌な)ことをその通りには話さないようにしたいようだった。

 

【洞察】思い浮かぶのは、ニコ生のチャット画面では嘘ばかりついていることだが、そういう冗談に満ちた環境は必要だと主張したいのか。

 


 

その2)バイトしているらしいスーパーに客として買い物に来ていた。レジに行くと、かつての倉庫バイトNL社の社員FSらしき男がいた。はじめは俺に気づかなかったが、目が合うと急に「あけましておめでとうございます」と聞き取れないくらい早口でいった。俺もほぼ同時に同じように挨拶を返した。

店内でコロナ感染が発生しているのは知っていた。原因は何の食品だろうと思っていると、FSは「羊羹に入っていた」といった。

 

【洞察】なぜ「羊羹」なのかはよくわからない。和菓子や生菓子(もしくは水分の多い菓子)は意外と危ないということなのか。

 


 

その3)ある図書館にいた。あまり知らないジャンルの本を手にしていた。近くに色白(または厚化粧)で細い目の中年女B(美形ではない)がいた。

俺はその本を指して「これポール・ギャリコだよね?」といった。Bは「パウル・○○○コ(失念)ともいうけど」といった。同じ文字で別の言語の読み方があるようだ。俺は「へー、そうなんだ」みたいなことをいった。

するとBは、そんなことも知らないのかみたいにバカにしたような顔をした。俺はそれを見て「あんた顔にモロに出るよね。見下してるのわかるわ」みたいなことをいって逆に笑ってやった。Bはムッとしていた。

 

【洞察】ポール・ギャリコは読んだことはあるが全然面白くなかった。(おそらく読書について)今のところ興味のないジャンルには手を出しても軋轢ができるだけだという示唆であろうか。