髪の量が急にまばらになって、それから頭頂がつるつるに禿げた感じがあった。

(中略忘れ)

何かの経緯の後、神社のような所にきた。そこには大昔の写真機があり証明写真が撮れるというので、撮ってみようと思った。

中庭(?)が見える枠の前に立つと撮影が始まった。しかし、俺はどうしても眠くて目がほとんど開けられない。3回シャッターが切られたがたぶん全部失敗だろうと思った。

受付機のところに戻ってみると写真が出てきていた。1枚目は、左打席でバットを振って球を捉えようとする長髪で目がぱっちりした若い女だった。(なぜかこれを自分だと認識し)まあこんなもんかなと思った。他にも野球っぽいのが何枚かあった気がする。

それから、親戚のWMさんっぽい一家とバドで遊んだ、かつての(?)1シーンが何枚かあった。それらは少しだけコマが動く写真だった。懐かしい気もしたが、知らない場所だし知らない男も写っていて、明らかに記憶の断片が合成・編集されたとわかるものだった。

 

【洞察】

1.頭頂が禿げるのは、疲れているのか、あるいは将来的にそうなる(すでになりかけているが)ことを予告しているのか。

2.目が開けられずにシャッターが切られたのに、写ったものは目がぱっちりした若い女、しかも打者というのが、なにか意味ありげに感じる。自分は(体は男だが)若い女であり、かつ打者であるという認識なのか、あるいは開眼すればそうだとわかるということなのか。場所が神社でかつ証明写真というのも、自己の真実の姿について語っている可能性がある。

3.この世で今、現実と思っているものは、単に記憶の合成にすぎないと言っている可能性もある。