旅で見知らぬ神社か寺のようなところAにいた。そこは文字を彫刻する専門家Bに依頼して、彫ってもらったようだ。Bによると最低3文字で6万円とのこと。Aとしてはたくさん文字が欲しかったようだが、よく見ると彫られていたのは3文字だけだった。住職は金はあまりないようだ。ただ、標準的な依頼は3文字(創作熟語?)のようだ。

俺は朽ちかけのかなり古そうな木造の鳥居に手をかけ、その文字をじっと見つめて何かを深く思っていた。文字は遠くて内容はよくわからない。住職とその付き人が礼拝をしていて、それが済んだら正面にまわってみようと思った。

その後、ある土産物屋か雑貨店に寄った。いかにも田舎か昭和といった感じの店。フルーツミントガム(ブロックタイプ)のようなものを買うとポイントカードをくれるというので、思わず買ってしまった。280円。そこの中年店主は商売がうまいなあと思った。

店を出ると、大学時代のクラスメイトRSNっぽい女に出会った。リアルより足が長く露出している。二人でしばらく枯れた森のようなところを歩いた。そこは何かの遺構のようで、RSNは興味深げに見ていた。女の歩みが遅いので、俺は(早く帰りたいし)別に一緒じゃなくてもいいかとさっさと先へ行った。

小さな水溜りに大きな鯉のようなものが見えたが、動かないので蝋細工かなと思った。しかしよく見ると本物の錦鯉で、こんな小さな水溜りにこんなでかい鯉を飼って(?)いるのかと驚いた。