その1)ある建物(大学?)にいて、トイレへ向かった。そこは奥まった所にある古びたエリアにあるトイレだった。個室(和式)に入ったものの、ドアは幅40cmくらいの板戸が真ん中くらいに一本あるだけで、ほぼ丸見えだった。
小便器の方に大学時代のクラスメイトらしき長身マッチョの男A(何浪かしていて年上)がやってきた。見える位置だったが、お互い見ないように気遣って用を足そうとした。しかし、そこへ見知らぬおじさんBがやってきて、Aのそばに直角に向いて立ち、用を足しはじめた。俺は「やめろ」といったがBは聞かず、小便のしぶきがかかった。俺は怒ってBに迫り、洗濯代を要求した。新品のズボンではないし少しかかっただけなので「千円だ」と即断した。
いつの間にかそこは組の事務所のようになっていた。俺の味方で若く有望そうな男Cがやってきて、若頭っぽい中年男Dが持っている長財布の中の札束に手をかけ「気ぃつけろよ」みたいにいってからかった。
格下になめられたDはキレて、Cに殴りかかろうとした。俺はそこに割って入り、Dの拳を手のひらで受け止め「味方同士で何やってんすスか(みっともない)」みたいなことを半笑いでいったような気もするが、よく覚えていない。


<解釈その1>
トイレ・・・(ベサーズ解釈)取り除くこと。不必要になった過去の体験を浄化すること。解放すること。手放すこと。許すこと。トイレが詰まっているなら、ささいな経験にとらわれて感情を洗い流せずにいる。(ウォレス解釈)人生で役立たなくなったものをどう手放せばいいかわからない。自分が本当に必要な方法を誰かに話す方法を探している。(フォンタナ解釈)公共の場で不安感がある。うまく自己表現したい。気持ちを楽にしたい。自己統制できない、創造的な力を訓練できなくなる恐怖(〜を溢れさせる)。
裸・・・(ベサーズ解釈)自分の本当のフィーリング、アイデアをさらけ出すこと。自分からも他人からも包み隠さないこと。(ケイシー解釈)肉欲。隠そうとしていた何かを暴露する。無視または無理解(故の無防備な状態)。非難にさらされたときの感情。世間に対して自分がつけていた仮面を脱ぐ。相手の本当の気持ちを知りたい欲求。謙遜。人生での使命を果たそうとしないこと。(ウォレス解釈)(人前で〜)自分がひどく弱い、危険にさらされている、と感じている。いつもは自信満々だが自分には致命的な弱点があると感じている。本当の自分や才能を表現したいという欲求。(ホロウェイ解釈)(人前で〜)変化への緊張。慣れない立場に戸惑っている。成功の反面、注目されて人目が気になる。
マフィア・・・(ベサーズ解釈)心の中の葛藤。他人に操られている。他人に敵意をもっている。
ギャング・・・(ベサーズ解釈)自分の手に負えない側面。恐ろしい態度と考え方。

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【洞察】
1.前半は学びの中でも古い部分(記憶?)に関する浄化についてか。それについて、さらけだすことに抵抗がある? 人目にさらされることを恐れている? いずれにしても小便をかけられたりするのは、制御できない何か(思い当たるのは強迫神経症的な思考ループなど?)に悩まされていると思われる。
2.後半は攻撃的あるいは暴力的な側面(あるいは思考)の話か。己の側面の下克上的な様相がある? また、浪費に注意せよということなのか。




その2)中学くらいの校舎の外にいた。今日は全校で掃除のようだ。
あるとき、校庭の芝生にバナナが一本落ちているのを見つけた。少しして、校長らしき若い男が通りかかった。再びバナナを見ると、半分に減っていた。俺は「あーっ! 彼らのため(掃除の報酬)にとっといたのに!」みたいなことをいって、真っ先に校長を疑った。
校長は素知らぬ顔をしていたが、教室の窓辺にいたある少年に見られていたらしく、事細かく指摘されると観念したようだった。校長は呆れ顔で「細かすぎるんだよ、おまえは」みたいなことをいった。少年は「僕は元々そういう性格ですから、そのまま受け止めてください」といった。
その後、ある少女に促され、俺はある壁(高さ2メートル幅数十メートルくらい)の掃除を一緒にやることになった。すでにログホラのシロエとアカツキが取り組んでいた。シロエは「細かいといえば、彼女を見てみなよ」みたいなことをいった。アカツキは小さなタイル一つ一つにいちいち何か塗っていた。掃除というより塗替えのように見えた。
ログホラの二人はまず、タイルにランダムなカラーを塗って、その上から白いペンキを塗っていた。二重に塗るのは何らかの効果を狙ってのことらしい。条件が整うと、白の下のカラーが浮き出すのだろうと思った。


<解釈その2>
掃除・・・(ベサーズ解釈)感情を浄化すること。
壁・・・(ベサーズ解釈)邪魔なもの。考え方や態度を変える必要。危険を覚悟でやってみること。愛すること。(ケイシー解釈)目標・理想を達成する前に克服しておくべき障害。真実を実行するために立ちはだかる課題。制限(監禁)。保護と避難所。(ウォレス解釈)前進するには能力が足りないと感じている。
白・・・(ベサーズ解釈)真実、清らかさ、神の光、保護、導き。(ケイシー解釈)純粋さ。無知。完璧さに対する理想。衰弱。(ホロウェイ解釈)光、輝き、回復、浄化、再生、治癒。複雑な問題を覆い隠す薄っぺらな楽観主義。

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【洞察】
0.その1につづいて浄化についての話か。全校一斉ということなので、今はあまり動くべきではないのかもしれない。
1.半分に減ったバナナはいったい何のことなのか。昨日買った本(死後に行くとされる高次元世界=天国の実在を明らかにする研究をしている)を一気に半分読んでしまったこと?
2.壁の掃除(または塗替え)は、目標(あるいはそこへ向かう過程での障害や課題)を更新や刷新するという意味か。ログホラの二人が出てきたのは、アニメかネトゲに関わることを暗示しているのか。壁には決まった幅があり、乗り越えるものというよりアートやオブジェ的なもののように見えたが...。
3.タイルのカラーを白で隠して、後に何らかの効果を狙うというのは、どういうことなのか。さまざまな個性(側面)や才能をいったん保護して(隠して?)おいて、時機がきたら効果的に発現させる狙いがある、ということなのか。
作曲のことなら、いろんな曲調をやって目立たぬよう下積みしておいてブレイクの時機を待つ、みたいな話?




その3)大学らしき校舎にいた。何かの用でどこかに向かっていた(?)が、ふと寄り道をした。そこは生物学系(または衛生化学だったか?)の部屋だった。天井が異様に高く部屋も広大で、俺は思わず「広っ!」といった。よく見ると、バスケのゴール(高さが微妙に違う?)がたくさん並んでいて、元は第2体育館(リアルの大学にはなかったが、なぜかここは第2だと確信があった)だったのかなと思った。
突き当たりに小さな部屋があり、入ってみると布団が敷いてあった。そこに寝転がり、そばにあった古そうな本を調べた。カバーは新しめで、外国人の著者名(カタカナ?)が入っていた。ところが中身は、国内の様々な地域の昔の地名(?)を記録した帳簿のような感じだった。
ページの見出しを見ていくと、発寒川という実家に近い地名が気になった。そこをめくろうとしたとき、急に嵐の大野が入ってきた。時代劇の撮影中なのか武士用のカツラをしている。俺はサボっているのがバレたのかと焦り「すいません!(以下失念。「すぐ出ていきます」だったか「道に迷った」だったか...?)」といった。大野は休憩時間らしく、俺のことを気にする様子はなかった。
しかし、不安になった俺は天井に監視カメラがあるかもと調べはじめた。火災用(?)のセンサーらしきものはあったが、カメラとわかるものは見当たらなかった。


<解釈その3>
ベッド・・・(ベサーズ解釈)万物を生みだす子宮。能力のみなもとへ戻ること。休息、くつろぎ、元気を回復するところ。育てるところ。性的なコミュニケーションを楽しむところ。安全を望むこと。神の加護に気づくこと。自分の中のいろいろなレベルとの特別な関係。個性を表すこと。(ケイシー解釈)性行為。道徳的基準に従う。他人への接近、親密性。休息、睡眠。無意識。
有名人・・・(ベサーズ解釈)何かを教える人。導き、教師。(ウォレス解釈)特定の創造的才能やパフォーマンス能力を持つ側面を表す。隠れた才能、未知の能力の開花を促している。(ホロウェイ解釈)目標達成や問題解決に活かすことができる、その人に代表される際立った才能や資質。

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【洞察】
1.部活はバドしかやっていないのだが、なぜバスケのゴールが多数出てきたのか。小中学時代はしょっちゅう遊んでいたので、その時代に関係する話なのか。あるいは様々な目標のゴールという意味か。
2.昔の地名帳簿ということは、自分のルーツ、つまり生前に決めた人生の目的、あるいは過去世や転生的なもの(才能や経験の蓄積など)を探っているのか。
3.嵐の大野は初出。アイドルというよりも、マイペースの象徴みたいな男で、飄々として趣味に生きているイメージが強い。本を調べる直前に妨害されたことから、あまり急いで調べようとするな、ということなのか。
4.今やっていることは、作曲などやるべきことをサボっている(それを天に見られている?)と勝手に思い込んでいる節があるのか。大野は咎めなかったので、単なる不安思考にすぎないのか。