あるプロ野球のチームAとBが対戦していた。回は不明(7〜8回?)だが、スコアはA0-1Bだった。ここでAは代打で福留が出てきた。阪神から移籍してきてもう44歳くらいだった。スイングや相変わらず豪快で、以前より体がでかくというか肥えたように見えた。

2アウトランナーなしだが、ここで打てばまだ挽回の余地はありそうだった。カウントは2〜3球進んだがバットには当たらない。しかし、ここでBのバッテリーはタイムをして相談を始めた。なぜかマウンドではなく1塁側のファールエリアにいる。大ベテランとはいえBは嫌な予感がしているようだ。

福留はバットを構えたまま(なぜかここだけ右打席)2人の様子を強い目つき(かなり見開いている)で観察して、次の球を予想しているようだった。かなり集中しているなと俺は思った。

試合再開。キャッチャーはアウトハイに構えそうな感じだった。俺だったらそこに投げるし、決まれば三振だろうと思った。でも、少しコントロールが悪ければ......? と思っていたら、福留はそのやや甘い球を遠くへ飛ばした。

スタンドには入らないだろうが2塁打くらいかなと思っていたら、そうなった。福留が2塁ベースに立つと、なぜか味方のベンチの選手たちが一斉に彼の方へ走り出し、試合終了(?)となった。同点でもサヨナラでもないのに逆転勝ちでもしたかのような感じで、不思議に思った。

 

【洞察】「引退寸前の選手が起死回生」みたいなテーマに見えるが、自分には当てはまりそうにないのだが。

【検証】(2020.12.7追記)ニュースで福留が中日に復帰へという記事を見かけた。