その1)実家の居間にいた。あるとき、コートが届いたと母がいうので見てみると、冬物の黒っぽいやつで、てっきりなくしたと思っていたものだった。
まず左のポケットを探ると、馬券らしきものが十数枚入っていた。どのみちハズレで、俺は恥ずかしげにゴミ箱に捨てた。次に右のポケットを探ると、なくしたはずの黒い財布(居間にあるやつ、リアルのとほぼ同じ)が入っていた。身がたっぷり入っているのか財布は少し太っている。
俺はひどく驚いた。このコートや財布は何年か前、あるところ(下宿?)からどこか(別の下宿?)へ送ったはずのものだった。行方不明になっていたらしく、それが今日になって届いたらしかった。そんなことってあるのかと、不思議に思った。そんな様子を見ていた父(故)は笑っていた。


<解釈その1>
札入れ(財布)・・・(ベサーズ解釈)個性。
コート・・・(ベサーズ解釈)温かさ、保護。秘密にしておくこと。感情を隠すこと。ありのままの自分を人に見せないこと。(ケイシー解釈)思考。態度(色が手がかり)。健康に関する勧め、自他の心の同様を防ぐこと(レイン〜)。冬(毛皮〜)。
【連想法】
黒いコート・・・スーツを着るときにしか着ない。
馬券・・・ギャンブル。買わないと当たるが、買うと外れる。
黒い財布・・・リアルで持っているやつ。お金。生活費。
送った・・・引っ越しのとき。
父(故)・・・あまり話さないので謎が多い。晩年は好きなことがあってもなぜかやらずにずっと家でゴロゴロしていた。

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【現況】昨日の夢のその3に従い、ライティングやリライトのテストを兼ねた仕事にいくつか応募し、600字くらいの文を1本書いた。
【寝る前の思考・質問】(やるにはやってみたが手応えはなく)こんなことでいいのか? 俺の行動は合っているのか?
【洞察】
1.なくした財布は、生業や収入に関係すると思われる。
2.「何年か前〜送ったときに行方不明」は、前回の引っ越し(中央林間→函館)のときに作家になることをいったん諦めたので、そのことを示しているかもしれない。
3.なくした財布が戻ってきたということは、昨日の行動によって作家業としての道が再び開けたことを示しているかもしれない。財布が居間にあるのやリアルとほぼ同じなのは、すでにやっている作曲業と同等以上(=財布が太ってる)に見なしているのかもしれない。
4.ハズレ馬券は、かつて小説新人賞に何度も応募したがダメだった(それはギャンブルだった)ことを暗示しているかもしれない。
5.コートは冬にスーツを着るときだけ着るもの(制服は白衣だったので外研修のときくらいしか着たことがない)で、サラリーではないがそれなりに安定した収入を暗示しているかもしれない。




その2)あるバスに乗るか、それについて調べていた気がする。それは十何年(13年?)ぶりにやってきたようだった。
「当バスはあなたを『外』へお連れする......」という声があった。


<解釈その2>
バス・・・(ベサーズ解釈)自分を表現するための大きな潜在能力。(ウォレス解釈)チームや組織を表す。計画の実行。(個人解釈)「バス クスリ 真の夢」(2015.10.14)という啓示有り。
【連想法】
バス・・・近所間の移動。鉄道より輸送規模は小さいが、柔軟である。
外へ・・・未知の世界。

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【洞察】
1.13年前であれば2005年、小説新人賞つまりプロ作家を意識しはじめた頃かもしれない。
2.「外」はこれまでの古い殻(あるいは何をやっても上手くいかない人生路線の壁?)の外、という意味かもしれない。そのチャンスがやってきたということか。
【検証】
2018.8.5.に、巨大怪物(?)の中にいたが、ある女を探すため外の別世界へ行くつもり、という夢。




その3)江戸かそれより前か、だいぶ過去の時代のような感じ。
ある和室で俺は、イケメンな青年Aと将棋を指していた。将棋盤はプロ対局用のではなく薄いやつだった。いっこうに勝負がつかず、半日以上指していた気がする。その後、誰かが来て部屋に荷物が増えてスペースが狭くなったりいろいろあったが、それでも指し続けていた。
俺はいつの間にか眠ってしまったようだ。翌朝目が覚めると、Aはすでに将棋盤の前に座っていた。いったん片付けたようで駒は乱雑に集められていた。Aはすでに自分の分を並べており、あとは俺が並べるだけになっていた。
ただ、俺の分も3枚だけ置いてあった。玉とその前の歩は定位置だが、なぜか右端の底(1九)に歩があり、ああまだ勝負はついてなくて対局途中の図で並べるんだなと思った。


<解釈その3>
【連想法】
遠い過去・・・過去世。
将棋・・・プロゲーマーの元祖。名人。勝負。論理的で自分には向いてない。
途中の図・・・勝負再開。

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【洞察】
1.現在の状況を過去世(?)の出来事に照らし合わせているのか。
2.「いろいろあったが勝負がつかず」は「作家を目指したが叶わず」、「眠ってしまった」は「いったん諦め休業した」、「翌日、対局途中から再開」は「作家業に復帰」という対応かもしれない。
3.3枚だけの駒の配置は、ほとんど裸一貫からの再スタートを意味するかもしれない。




その4)見知らぬ下宿に住んでいた。
いつの間にか、同じ市内のもっと田舎の方A地区にいて、何人かの仲間らしき人々と観光していた。そこにはちょっとした湖があった。誰かが使い捨てカメラを持っていた。小窓の数字は『24』とあり、24枚撮りなのであと2〜3枚は撮れそうだ。ファインダーを見ると少し汚れて見づらかったが、彼らの写真を撮ってやった。俺は「こういうカメラのファインダーなんて久々に覗いたよ」といった。
(中略忘れ)
下宿に戻っていて、地図を見ていた。この間行った静かな場所に移住したいと思っていた。どうやって行くのか調べると、バス路線(ピンク色だったか)があった。たしか湖があったはずと思い、よく見ると小さな湖があり『○○寺湖』(○○は蓬莱に似ているが少し違った気がする)と書いてあった。
その近くまでバス路線があり『○○寺』というバス停があった。しかしそこは終点ではないようだ。街の中心からは直通バスが出ているようだが、今住んでいる下宿からは1本では行けそうにない。バス代が2倍になってしまうなと思いつつ、とにかくもう一度行ってみたい(下見したい)ので、ここから街の中心まで路線がないか探そうとしていた。


<解釈その4>
カメラ・・・(ベサーズ解釈)経験の意味を認知すること。学びに利用するための人生の記録。
湖・・・(ベサーズ解釈)澄んでいるなら、感情を上手くコントロールしている。感情面の資質と繊細さ。(ケイシー解釈)平和と平穏。天国。無意識。
地図・・・(ベサーズ解釈)人生の設計図。たどろうと決めた道。方向づけ、目標。
ピンク(ローズ)・・・(ベサーズ解釈)愛。
【連想法】
使い捨てカメラ・・・80〜90年代。デジカメ以前。ほとんど使ったことがない。カメラを忘れたとき用。
24・・・ほぼ撮りきったがあと少し撮れる。
ファインダー・・・撮影。画。覗く。
静かな場所に移住したい・・・大きな望みの1つ。
ピンク・・・女子。自分の中の女性性。
○○寺湖・・・中禅寺湖。郊外の小さな湖。
直通バスがない・・・そこへ行くには、まず中心街(都心)に行かなくてはならない。

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【洞察】
0.その1〜3と関連があるようには思えない。将来の話であろうか。
1.今どき使い捨てカメラというのが、何か目立つ要素に見える。アナログ的な操作と現像が必要で、何らかの手間がかかる(しかしそれも1つの味である)ことを示しているのか。
2.将来移住する場所を夢の中で下見しているようにも見えるが、果たしてどうなのか。そこが中禅寺湖なら、都会は東京都心のことかもしれない。しかし中禅寺湖は有名観光地なので静かとは限らない。あるいはそれと似たようなロケーションの湖(下宿との間に都会があり、周りが静かで、近くに寺がある)が他にあるのかもしれない。
【検証】
2018.6.19に、東京に住むとしたら神保町に直接アクセスでき、かつ適当に田舎なところがいいと思った。1つは田園都市線、もう1つは埼玉方面。埼玉は日光にも紐づけられている(東武線?)ので、より良いと思った夢。




その5)(昼寝の夢)デブでブサイクなオタク男のタレントがいた。彼は動画のようなものに出演し生計を立てているようだった。彼はむしろ自分のダメな部分を売りにしているように見えた。


<解釈その5>
【洞察】自分のダメな部分やコンプレックスをむしろ売りにする、という類の夢をたまに見る。不真面目な方が、もっといえばクズに見られるくらいの方が人生上手くいくみたいな話なのか。
【検証】
2018.1.22に、ものすごく太った女がそれをウリにしてすごい金持ちになったという夢。
2018.7.30に、巨人の選手たちのグループインタビュー。体の悩みやコンプレックスを紹介されるたび皆爆笑していた。最後に坂本勇人が質問され「波乱ドロンっス」と答えた。カウンセラーは怒ったが巨人の連中がまた爆笑した、という夢。