中学くらいの教室で給食を食べていた。俺は何かを少し急いでいて、汁物を残して席を立った。汁は後でどこかで飲むつもりだった。お盆にのせた食器を片付けようとすると、お椀にいっぱいだった汁をこぼしてしまった。
床を拭くため水を探した。壮年で固太りの渋い俳優のような先生は「(拭くときに汁を?)またこぼしてしまうから、そこの『バンコラン○○』(○は失念)を使いなさい」といった。床の上にそういう銘柄のウィスキーの空ビンがあり、そこに水が入っていた。


<解釈>
食べ物・・・(ベサーズ解釈)心身、感情、魂のための栄養。考えとアイデアのための栄養。(ケイシー解釈)心に栄養となるもの。肉体を維持するすべてのもの。精神的な支え。精神を養うもの。(ウォレス解釈)自分の欲求を満たす能力。成功のチャンスを探り、それを最大限に生かすエネルギーを提供するもの。(フォンタナ解釈)自己保存、種の保存(フロイト説)。

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【洞察】
1.事を急いで心身の栄養を怠ると損をしてしまう(?)ので、酒(かそれ相当の何か?)でも飲んで浄化しろみたいな話?
2.バンコランはパタリロに出てくる諜報員だが、その有能さ、あるいはイケメンさを表しているのか、もしくは同性愛的なことの喩えか。




その2(昼寝の夢)夜、実家近くのバス停から乗ったのか市営バスに乗っていた。エレクトーンの教室に行くつもりだったが、全然違う方へ(小樽方面)に向かっていると気づいた。知っているはずのルートだが電光表示には見知らぬ名前のバス停があった。早く降りなきゃと思っているとバスはあっという間に未知の土地を走っていた。それでも全く知らない地域でもないはずなので、帰れると思いすぐに降りた。
広大な空き地(?)の向こうにニトリの大きな店が見える。俺は「ニトリね」とつぶやいた。以前の夢(?)だったか何かで見た記憶がある。それは、ここがどこなのか思い出すためのランドマークのようだったが、どの道を歩いたりバスなどで帰ればいいのかは不確かだった。しかし、こんな状況を若干楽しんでいる感じはあった。
いつの間にか自分の見知らぬ家(下宿?)に帰っていた。ひどい風が吹いていたようで、閉めてあったはずの裏口か何かのドアが開けっぱなしになっていた。俺がいない間、誰かが勝手に入ってきてないか、恐る恐る探した。怪しい気がした真っ暗なトイレを開けたが誰もいなかった気がする。
よく考えたらエレクトーンはとっくにやめているはず。はっきりやめると親や教室に伝えた覚えがなかったので、教室の先生はその意向を知っているのかどうか、母はまだレッスン料を払い続けているのか、ということは気になった。ともかく演奏家になる訳ではない(作曲家になる)ので、もう通わなくていいんだと気づいた。


<解釈その2>
夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。
バス・・・(ベサーズ解釈)自分を表現するための大きな潜在能力。(ウォレス解釈)チームや組織を表す。計画の実行。(個人解釈)「真の夢」という啓示有り。
家具・・・(ベサーズ解釈)考え方、アイデア、態度。自分を拡張したもの。自身の立場をはっきり示す方法。自分を表現すること。
風・・・(ベサーズ解釈)変化。強風は大きな変化。
嵐・・・(ベサーズ解釈)感情のどしゃ降り状態。内面に変化が起こっている。浄化、純化。抑圧された感情、恐れ、心配が表面に現れた。欲求不満を解き放つこと。

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【洞察】
1.「エレクトーンの教室に通うことは間違い」だと示しているように見える。といっても、実際通っていたのは子供の頃で「それに類似した今の状況をやめていい」と捉えればいいのか。演奏家になる訳ではないので毎日毎週、生真面目に作曲の練習をしまくらなくてもいい、ということなのか。
2.「ニトリ」が何を示しているのかが気になる。ニトリといえば家具で、作曲の新たな装備(音源など)のことなのか、それとも移住することになるので新生活用の家具が必要になるという暗示なのか。
3.帰った家のドアが嵐のせいで開いていたのは、この先どうなるかわからないので(収入がほぼないので経済的に)不安になったり情緒が乱れていた(あるいはこれから乱れる)ことを示しているのか。しかし侵入者はおらず、心配は杞憂に終わるということ?