その1)見知らぬキッチンにいた。母か誰かが何か料理をしていた。デジタル式秤に何かの惣菜が載っている。秤がうまく機能しないのか、俺に読んでくれという。改めて計ると足した量は、元の量からの差し引きで0.0001gと出たが、そんなに軽いはずはなかった。
妙だなと思っていると、秤に書かれた小さな数字が目に入った。測定の下限(計りたい実体の重さ)が3.0000gとある。惣菜は皿を含めて16gくらいあった気がするが、足した具の量は少なく1gもなかったはず。俺は「これじゃ正確に出ないだろ」みたいなことをいった。


<解釈その1>
料理する・・・(ベサーズ解釈)あなたの人生をつくっている様々な要素を融合し、整えること。
キッチン・・・(ベサーズ解釈)仕事の場。計画や案を手早く作り、養い育てるための準備をする場。
【連想法】
キッチン・料理・・・自分は自炊しない。母の仕事というイメージ。
デジタル秤・・・人やアナログより正確に計れる。精密。

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【寝る前の出来事】台風で大雨が降り、母から心配したメールきた。下宿は水害にはなりにくい丘の上だと言ったはずで、過剰な心配はいかにも信用されてないという感じで腹が立った。
【洞察】夢の人物が母だとすれば「事の重大さが、ある基準より軽くなると正確に判定できない」(つまり実際の危険度が低くても情報のとり方によっては大げさに心配する)という評価を下しているかもしれない。3gより軽いものが計測できないというのは、精密秤としてはだいぶ大雑把に見える。




その2)俺はボクシング選手だった。歩いてどこかへ向かう途中、欧米人の選手とすれ違った。その男がゴロフキンだと気づいた。こいつが今、世界で一番強い奴か、と思った。ゴロフキンも、まだ有名ではないはずの俺になぜか一目を置いているようだった。[BK]
(中略忘れ)
ある施設のロッカーにいた。ある男が放送で「今まで甘くしすぎた。今後は厳しくしてやる。まず手始めにここで使用する製品はNTTドコモ製のみとする」みたいなことをいった。男はこの業界を牛耳る者のようだ。ほどなく、各界からひいては国家から猛抗議を受けたらしく、1メーカー制は取りやめたようだった。


<解釈その2>
【連想法】
ボクシング・・・過酷なトレーニング。有名になれば名声や大金を得られる。勝っても負けても一発KOの危険性がある。
ゴロフキン・・・詳しくはないが、今世界で一番強い(全階級の中のランク1位)とされている男。
NTTドコモ・・・3大キャリアの最大手。かなりの田舎でも通じる。

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【洞察】
0.実際のゴロフキンをまだ見たことがない。ネットで確認したところ、夢の中の男の姿とは違うようで、既存の情報だけで想像していると思われる。
1.昨日の欧州サッカーの夢もそうだが、大金が動くスポーツ(ビジネス)なので、そういった様相を予感しているのか。
2.世界一強い男に注目されているのは、1番になりたいという野心の表れであろうか。
3.何かの(といっても考えられるのは作曲関係しかないが)世界一の者に、無名の自分が注目されている可能性もある。
4.後半は、成功のために(人生の?)1つのラインだけに集中していく、たとえば「作曲だけ厳格にがんばる」みたいな方針をとる恐れがあると思われる。成功といえばそのジャンル1つに力を集中してしまいがちだが、それでは上手くいかないという厳しい反論であろうか。




その3)ある若い男Aの後に続いて、日本の古い城のような急階段を駆け上っていた。Aは忍者のように速かった。しかし、後からきた俺の同僚か知り合いBは、さらに速くて能力の高さに驚いた。
ある階まで上り、広い窓枠から下界を見ると夜だった。Aはそこから飛び降りた。何も仕掛けがないので地面にぶつかるかと思いきや、Aはロープのようなものを出して大きな鉄棒(高さも幅も3m以上ありそう)にからめ、華麗に地面に降り立った。その様子に俺は感心した。
Bもそれに続いた(俺も同じ視点で落下した気がする)。地面に激突はしなかったが、Bはロープを出すと不格好に鉄棒に絡みついてしまった。空中の技は得意ではないようで、Bは苦笑いしていた。


<解釈その3>
階段・・・(ベサーズ解釈)人生の方向。上るなら正しい方向。(ケイシー解釈)道。人生で待ち受けている困難(横板のない〜)。あらゆる種類の上昇。生活が今までよりマイナスになってしまう何かをする(〜から落ちる)。成功。一連の様々な出来事や努力による改善。社会的名声の増加。(ウォレス解釈)特定のキャリアの進路と安定した進路を考えている。物事を好転させようと挑戦的になるほど道は険しくなる、つまり適度なペースでコツコツやったほうがよいということ。
飛ぶ・・・(ベサーズ解釈)肉体的な制限から解放されること。(ケイシー解釈)物理法則を身につけ、この法則を乗り越えること。高次世界への目覚め。目が覚めているときに行なわなくてはいけない旅。幽体離脱、夢を見ながら夢を見ていることを知らせる前ぶれ。何かを避けたいという欲求。事物を超越したいという欲求。理想主義。空想、または甘い考え。(ウォレス解釈)起きているときの制限や責任感から解き放たれている。行動を選択する自由を欲している。(ホロウェイ解釈)才能を発揮すること。創造的な自己表現。やりたいことに一歩踏み出せない(障害や追跡、恐怖がある場合)。
落ちる(墜落する)・・・(ベサーズ解釈)状況をうまくコントロールできない、エネルギーが低下している。魂が体に戻るときに下手な着地した。(ケイシー解釈)落ちている、下降している状態。人生の中での失望。支援の欠如。何かに夢中になる。管理できなくなることの恐怖。道徳的な過ちに苦しむ恐怖。威厳のある立場から転落したり、その地位を失うことの恐怖。(ウォレス解釈)期待が高すぎるゆえに失敗とみなす。責任を手放す必要。ストレスや緊張の蓄積を解放している。(ホロウェイ解釈)スケジュール過剰、現在のストレスや混乱。疲れていることに気づいていない。いっぱいいっぱいになっている。(フォンタナ解釈)(レベルが上がったがために)失敗を恐れている。
【連想法】
日本の城・・・歴史。武将。戦国と江戸時代。
忍者・・・スパイ。隠密。身体能力が高い(特に素早い)。
城の急階段・・・急だが上れないことはない。
飛び降りる(安全措置なし)・・・怖い。死の恐怖。たとえ安全とわかっている場合でもかなりの勇気が必要。

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【洞察】
1.Aはおそらく「導き」と思われる。かなり曲芸じみた思い切ったことをしても、ちゃんと乗り越えられることを示しているように見える。
2.Bは自分の反映の可能性がある。上りつめる能力は高いが、飛び降り〜空中での動作は苦手、という側面を表しているように見える。能力は高いが、勇気が必要な、あるいは(特に夜の)空中のような不安定なシーンでは混乱する傾向がある、ということなのか。
3.その2の「世界一」という野心と関連している可能性もある。その能力はあるが、未知の世界に飛び込む(そこで混乱してもどうにかやり過ごす)勇気がいるのかもしれない。