病院の事務所のような部屋にいた。ときどきそこに主に子供の患者がやってきた。重い症状の人や泣く子がいて俺は耐えられなくなった。部屋を出て別室にいた知り合いらしき男A(病院関係者?)に「これ以上あそこにいる(重い患者を見る)のはつらい。泣かれると音が響くし」みたいなことをいった。だから俺は医者にはなれないと思った気もする。Aは同情するような表情を浮かべた。
そこに(入院中の?)小さな可愛げな子がやってきて、楽しげに俺を見上げて脚に触れた。その後ろに連れの老婆がいて、笑顔のままさっと俺から子供を引き離した。見知らぬ人を警戒しているのはわかるが、そんなにあからさまにしなくてもと思い、俺は思わず苦笑した。
その後、Aだったか別の知り合いの男だったか誰かと一緒に病院を出て帰ることになった。かなり大きな病院で、ちょっとしたバスターミナルがあり通院患者が並んでいた。それは外来受付待ちのようでもあり、全科一緒くたに待たせるのは効率の悪いシステムだなと思った。
『玉川病院』という看板を見かけた。ここは地元では公立より頼りにされている私立病院で、多摩川の近くにあるからこの名がついたんだろうと思った。
俺と男は帰りのバスに乗った。「寒川神社」というアナウンスが聞こえたような気がして、あれ、これって反対方向じゃないのか、すぐ降りた方がいいのでは、と不安になった。


<解釈>
病院・・・(ベサーズ解釈)癒しの場。感情や心身の元気を取り戻すこと。(ウォレス解釈)愛する人との不健全な依存関係(死の舞台が〜)。(ホロウェイ解釈)生活で大切な部分がおろそかになっている。責任や目標だけでなく、癒しや心身の健康にも心を向けよ。
子供・・・(ベサーズ解釈)傷つきやすい、無邪気、素直、しなやか、陽気な自分の側面。自分の態度と考え方を映し出したもの。(ケイシー解釈)希望。簡単なこと。未発達のもの。責任(子供が幸福になるための)。質問し学ぼうとしている人。子供っぽさ。子供がする程度の努力。
バス・・・(ベサーズ解釈)自分を表現するための大きな潜在能力。(ウォレス解釈)チームや組織を表す。計画の実行。(個人解釈)「真の夢」という啓示有り。
表示(看板・テロップ)・・・(ベサーズ解釈)合図、メッセージ。注意しなさい。

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【洞察】
1.自身は患者ではないので、自己の側面の不調とその癒しについて示しているのか。作曲に復帰するにはまだ時間がかかるということか。
2.昨日読んだマンガの影響の可能性もある。多少の知識はあっても重い患者は見るに堪えず、医者のような真似はできないと思ったことの反映か。
3.新たにやってきた楽しげな子と老婆がよくわからない。
4.「玉川病院」は何か意味がある名前なのか。多摩川沿いなら東京か川崎と思われるが、その辺りに行くことを予見しているのか。