その1)深夜、実家2階の自室にいた。1階の居間には母がいるようだ。母がもう寝るようなので、俺は居間に向かった。すれ違いざま母は「(世の中は)スキャンダルだらけだわ」といった。

母はドアを閉じたかと思うと、またすぐ現れ「みかん食べる?」といって深さのある木の皿を床に置いた。皿の中にはみかんが3個と剥いた皮がいくらかあった。季節外れ(今は夏っぽい)だがまあいいかと思い、俺は「うん」といった。

テレビ(リアルでは見たことない液晶とブラウン管を合わせたような感じ)をつけると、何かの番組(洋画?)が流れたが、画面の上の方でゆがんだ速報テロップがしつこく出てきた。スキャンダルというからトランプが下されたのかとか、飛行機が落ちたのかとか考えたが、どうにも見づらくて内容はよくわからなかった。

 

<解釈その1>

夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。

テレビ・・・(ベサーズ解釈)自分自身をいっそうよく見る手段。どのように状況に対処しているか、その方法。自分とのコミュニケーション。(マロン解釈)コミュニケーション、情報、娯楽。背景となっている社会への関心(〜ドラマ)。注目を引きたい、知名度を上げたい(〜に出演)。

新聞(ニュース)・・・(ベサーズ解釈)日常生活についてのメッセージ。(ケイシー解釈)世論の関心。共通の知識。新しい悟り、新しい情報。予言。

【連想法】

実家・・・(幼い頃からある)自我あるいは自己。自室はさらに狭義。

スキャンダル・・・有名人や有力者がヘマをやらかして没落すること。衝撃的な事件。それによって世の中が大きく変わる。

みかん・・・差し入れ。冬に関係すること。作品の種。

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【洞察】

1.ある一連のスキャンダルのせいで、世の中や風向きが急に変わるという予見なのか。

2.3つのみかんは作品のネタやモチーフのことかもしれない。

3.テレビはなぜ液晶とブラウン管のハイブリッドみたいな感じなのか。自分の過去と現在の(認知的な?)融合を表しているのか。

4.結局、速報が見づらくてよくわからないので、誰のどういうスキャンダルなのかはっきりせず、対策のしようがない。それが何か悪いことなのはわかっているが、状況がはっきり見えていないとうことなのか。

 


 

その2)南米のある国の海(大西洋)でのこと。何かの目的で、その国の海軍の帆船がこれから川を上って高い山を越える必要があるようだった。俺はその様子を俯瞰で見ていて、船は立体アイコンのような感じだった。

帆船(3〜4マスト)は流れの強い川を遡上していった。ある地点から先、上流の方はさらに険しい流れになった。そこに別の小さな帆船(単マスト)が控えていて、船員たちはそれに乗り換えるようだった。

その後、かなりの急流をその帆船で上っていくという信じられないような光景を見ていた気がするが、山を越えたかどうかはよく覚えていない。

 

<解釈その2>

船・・・(ベサーズ解釈)感情を表す。大型船なら、実際に人生という感情の海を巡航している。(ケイシー解釈)人生の航海。糸口を見つける。海外に起源のある何か。今度の旅行。広めていくべき霊的真実について。魂、死後の体。共通の問題や課題(同船)。冒険。無意識を探求し始める。好機。(マロン解釈)行程。人生の航海。

川・・・(ベサーズ解釈)人生の川。人生の流れ。(ケイシー解釈)生き方。境界線。豊饒の源。エネルギーの流れ。時の経過。(ウォレス解釈)(障害が〜)感情的な動揺。(〜に入る)心を動かされる経験になるかもしれない。(ホロウェイ解釈)(〜のせせらぎ)実生活の情報やアイデア、影響力。(〜の流れをたどる)人生のこの時期に、ある計画や教えに従おうとしている。

【連想法】

帆船で急流を上り山を越える・・・一般では考えられないような(人生の)険しい道のりにおいて、一見不可能そうなことを可能にすること。

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【洞察】

0.トリスタンという海洋冒険家のノンフィクションにこれと似たような挑戦があった(彼はアマゾン川から上る方は失敗しているが)。

1.これから書くかもしれない小説のネタかもしれない。

2.現在の状況と今後の展開を表しているのかもしれない。帆船で急流を上るというのは、もし実現したら信じられないような話だが、そのような驚愕の展開が待っていることを示している可能性もある。