その1)川沿いの道を劇団ひとりと稲葉八段が歩いていた。稲葉は何かのお礼に森永ダース(赤)をひとりに渡した。傍観視点だった俺はひとりと一瞬同化してチョコを食べた。この世のものとは思えないほどの美味さだった。
お礼の理由について、ひとりは今ひとつピンときてない様子。やがて稲葉の曲のために詞を書いたことを思い出し「歌詞、俺だぁー!」と叫んだ。作詞したことをすっかり忘れていたようだ。そのとき虚空にテロップが現れた。作詞の項はひとりの名ではなく『神奈川大』と書いてあった気がする。
それから俺はダースのパッケージを見た。賞味期限が2015年か16年のように見えた。そんなに古いのか、でも2018にも見えるし、よく見ると文字が裏返っていてよくわからなかった。


<解釈その1>
チョコレート・・・(ベサーズ解釈)自分に与えるご褒美。栄養を与えることが必要。
有名人・・・(ベサーズ解釈)何かを教える人。導き、教師。(ウォレス解釈)特定の創造的才能やパフォーマンス能力を持つ側面を表す。隠れた才能、未知の能力の開花を促している。(ホロウェイ解釈)目標達成や問題解決に活かすことができる、その人に代表される際立った才能や資質。

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【洞察】
1.棋士が作曲で芸人が作詞という妙な取り合わせ。稲葉は真面目な人らしい(現在、名人戦に挑んでおり相当な実力のことも示しているのか)ので作曲に取り組む姿勢を表しているのか。逆にひとりの方は作詞を遊びやおふざけ的にとらえているということか。
2.賞味期限が1〜2年前なのは、去年以来作詞してないからなのか。




その2)ある中年女とペアですごく高いビルに登った。まともな階段などなくまるでクライミングのように難路だった気がする。屋上には水族館や植物園のようなものがあった気がする。最上階には登りきった人々がけっこういた。
帰り道は垂直の通路で、数メートルおきに横に張られたロープのようなものを頼りにまっすぐ下りていくしかないようだ。だが1段目のロープが外れていた。主催者(最上階の店主?)の娘がやってきて修理のために準備しに行った。
登頂で疲れた俺は少し休むことにした。屋上の展望室(?)に観光客らしきギャラリーがやってきて、こっちを興味ありげに見下ろしていた。帰りも大変そうだし(ロープなので腕力がもつか心配)登頂したとはいえまだ全行程の7合目と思った方がいいなと思った。ペアだった女はどこか別の所で休憩しているようで、来ないなら1人で下りようと思った。
それからほどなく、背後に父(故)がやってきて俺にからみついてきた。しつこいので俺は抵抗した。様子がおかしいと思ったら、どうも俺を犯したがっているとわかった。父は「やめなかったらどうするのか」みたいなことをいった。俺は「(あんたを)殺すしかないな」といった。
それでも父は手を緩めようとしない。俺は力一杯抵抗し「今(この世を?)退場するわけにはいかねえんだよ」といった。すると父の手の力がすっと緩んで、ほどなく姿を消した。


<解釈その2>
ビル・・・(ベサーズ解釈)大きなビルは、ものすごいエネルギーの源で、大きなチャンスや可能性がある。成し遂げる大きな運命を暗示している。(ウォレス解釈)真のアイデンティティ
父・・・(ベサーズ解釈)賢明で円熟した男性的な側面。神、保護者、大黒柱の資質を持つ側面。自分の父親に投影された気質。(ウォレス解釈)自分にとって大切だった生前の父親の性質。
殺す(殺人)・・・(ベサーズ解釈)自分のある側面を処分すること。(ウォレス解釈)自分のある個性(ユニークな才能や創造的スキルなど)を取り除こうとしている。
廊下(通路)・・・(ベサーズ解釈)通り抜けるのに必要な道。脇に逃れることはできない。洞察への通路。(ウォレス解釈)進歩が何らかの方法で邪魔されている、最善でない決断を強いられている(トンネルなど〜を無理やり通る)。望む場所に到達できるチャンスが大きくない(小さなドアや穴)。古い習慣や頑固な権威者に縛りつけられている(石の〜、古い〜)。視野の狭いやり方(通気孔)。特定の方法で行動するよう期待されている(排水溝)。変化のチャンスについて考えている(怪しげな〜)。ドアの数は選択肢の数。

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【洞察】
1.かなりの高さでしかも難所だらけのビルのようだが、そんな大作や難物を書いた覚えはないし、これまでの作曲の行程(あるいは成功までの一連の作曲と苦心など)を表しているのか。だとすると、書くべき曲はもう全部書いたという風にも見えるが。
2.帰りは帰りで大変なようだが(落ちなければ?)行きよりは早そうなので、全体の7合目といっているのか。そもそも「帰り(残りの3割)」は何を示しているのか。作曲の後始末なのか、PR活動なのか、回復までの休みと葛藤なのか。
3.父(故)に象徴されるネガティブな側面(せっかち? ゴロゴロしてばかりで遊ばない? 自己主張しない?)に付きまとわれているのか。「退場するわけにはいかない」のが「死ぬわけにはいかない」ということなら「せっかちに作曲したり遊ばなかったりするあまり、消耗しすぎて死んでしまう恐れがある」といいたいのか。父はそれを気づかせるためにあえて悪役を演じたのか?




その3)(昼寝の夢)英語の授業。俺は前から2番目くらいの真ん中あたりの席。先生は今日は誰から当てるか、何かを基準にして決めようとしていた。席の位置からしていきなり当たる可能性は低そうだが、順次こっちに来るかもしれない。予習をしてないし辞書さえ持ってきてないのに気づいてひどく不安になった。


<解釈その3>
試験の準備をしていない・・・(ウォレス解釈)現実の生活で自分の振る舞いを批判的に見ている(このままでは他人に評価されないと思い込んでいる)。結果に期待しすぎている。(ホロウェイ解釈)がんばりすぎ。高い成果を求められるときの不安と緊張。オーバーワーク。

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【寝る前の思考】今朝の夢では作詞について言及していたり、休むことをほのめかしていたり、とにかく曲を書いていいのかダメなのか、書かずに休むのなら何をしたらいいのか訳がわからない。
【洞察】
0.ときどき見る「英語の授業」「予習していない」「当てられたらどうしようと不安」のセット。
1.常に作曲してないと成功しないのではというプレッシャーかもしれないが、次の作曲のための準備(モチーフの読み込み? MP回復? 音楽的な予習?)が不足しているという風にも読める。