夜のこと。旅で宿を探していると、宿ではないが一室使わせてくれるらしく、地元のおじさんについていった。体育館のような建物に入ると、地元衆が盆踊りの練習のようなことをしていた。俺の前を行く浴衣の若い女は、けっこう背が高く背中も広くいい体格だなと思った。踊り衆の間をぬって体育館の奥に行くと、倉庫か物置のような部屋に通された。その奥に泊まれる部屋があるらしい。
ここで傍観視点に変わった。おじさんは扉がしまったあと、帰りかけたが何かを思い出したようで急いで戻り「お客さーん!」と何度も呼びかけた。聞こえてないと思ったのか、おじさんは合鍵を使った。こういうケースがあるから、下手にすぐ裸とかにはなれないなと思った。扉が開くとおじさんは「天皇家の姿は見ないでつかあさい」といった。どこにいるのか訊くと、さっき通ってきた体育館のステージの上にいるという。そのときは無意識に少し見てしまったかもしれないが、そういう風習なら今後は従うしかないと思った気がする。


<解釈>
体育館・・・(ベサーズ解釈)心身や精神のバランスを通して自分を訓練すること。運動をしてエネルギーレベルを高めること。(ケイシー解釈)人生というゲームで学んでいる心理(学校の〜)。運動。競争。
王(天皇・皇族)・・・(ベサーズ解釈)全能の神、能力。豊富な知識、自分自身のもつ価値に気づくこと。内奥に宿る能力を信頼すること。自分の人生を支配すること。自己責任。(ケイシー解釈)高い目標の達成。自分を越えたところからやってくる支援、援助、助け。従っているもの。心を支配している考え。最も威厳があると思っている自分の側面。世俗的な力。自分の父親またはその影響。(マロン解釈)権威、権力、創造、生産。

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【洞察】
0.王ではなく天皇なので、権力はなくどちらかといえば神道や象徴的な意味合いか。
1.シンセをいじったりして次の曲を模索していたので、盆踊りの練習はそのことか。
2.「天皇家の姿を見るな」とは何なのか。古代〜中世における神の象徴的な感じがあったので、本命的な作曲をするな、あるいは一部の高貴な者しか楽しめないような作曲をするな(あくまで庶民向けにせよ?)という意味か。