その1)日本語を話すアメリカ人っぽい青年と車で国内を旅をしている。運転は彼で(左ハンドル)、自分は真後ろにすわってガイドのような役目。
見るべき所はだいたい廻ったが、知る人ぞ知るスポットがまだあることを言うと「なんでもっと早く教えてくれないのー」と青年は声を張る。まだ夕方前だし、間に合うから行くかということになったが、空模様が怪しくなっきた。雨雲にしては異様に辺りが暗いなと思ってるうち、ハッと気づいた。それは噴煙だった。温泉地とはいえ、山でもないのに煙の立っている所が急に光った。
と思ったら、そこから爆発し、衝撃波が襲ってきた。俺はリュックを盾にして身を守ろうとする。窓ガラスが割れて、車内は埃だらけに。俺はどうにか無事で、息を止め、リュックからマスクを取り出しながら、青年の安否を気遣うが、彼がどうなったかはわからずに目が覚めてしまった。


<解釈その1>
旅・・・自分を探求すること。
ガイド・・・自分がガイドなので、合理的な気質に対して、自ら教えようとしている。
車・・・現実の日常生活の自分。運転しているのは欧米人の男と、合理的な気質が強調されている。
夕方前・・・進行状況とすれば、15/24くらいか(日没基準とすれば15/18)。
煙・・・明瞭さが足りない。混乱。激した感情のようす。警告。
爆発・・・抑圧された否定的なエネルギーが突出。否定的な感情を蓄積しないよう、言葉で表現して解き放て。

        • -

【現況】チャリで山林の道へ入り、美しい青と黒のアゲハ蝶の群れに感動し、アニメ映画のDVD(千と千尋)を見て、小説の推敲は休み、作曲はけっこう進んだ。母親がくれた衣類を寄付するか、返すか迷っている。(自分で買って着たいと何度いってもわかろうとしない。旅にうかれて、断ることを忘れていた)
【洞察】作品を早く仕上げたいと、また少し急いでいる感があるが、完成が見えてくると楽しくもあって、どうしてもどんどん行ってしまう。お盆まで時間はまだある。急がないのが吉。おそらくその先の煙〜噴火は、母親との確執を表しているのだろう。完成を急ぐと、案外その引き金につながる可能性もあるということ。




その2)グループセックスのAVを見ているところを、母親に見られている。さすがに恥ずかしくて楽しめず、平静を装うのがやっと。乱交は体育館のようなところで行われ、高いところに大きな窓があって、高層ビルからのぞけるようになっている。のぞいていたと思われる、一流商社っぽいサラリーマン男にインタビューすると、男は見て見ぬフリをしている(でもやっぱり見えちゃう)といった発言をしていた。


<解説その2>
乱交・・・自分のあらゆる側面が混ぜ合わされること(物語と曲の融合など)。混乱によるエネルギーの浪費。性エネルギーの多方面への拡散。過度の耽溺。
母親・・・自分のなかの分別のある賢い女性的気質。自分の母親的な側面。現実にてらすと、世間体を気にして、恥をかきたくないばかりに、身内をコントロールしようとする面。
体育館・・・心身のバランスを通して、自分を訓練すること。運動してエネルギーを高めること。
窓・・・与えられた状況を超越して見ることのできる力。予知能力。
高層ビル・・・巨大なエネルギーの源。大きなチャンス、可能性。成し遂げるべき大きな運命。
ビジネスマン・・・自分の内奥の、組織化された側面。

        • -

その1が何についての示唆かわかりづらかったので、二度寝のさい、解説を求めた。
【洞察】小説、作曲、家庭の問題、いっぺんにいろいろ成そうとして、混乱している。特に家族問題が気になって、楽しめていない。融合作業は、心身のバランスが肝要である。未来で大きなチャンスをつかむであろう、自分の知的な側面が、それを予見して教えようとしている。