福岡かどこか遠くの街をさまよっている。急坂を上っていくと、坂に沿った段々づくりの全身群青色の病院があり、近道のために中へ入る。そこは人工的で無機質な設備が並び、ロビーと診察室が一体になったような広い場所。あちこちで医師と患者(若い女が多い)が話をしている。ある医師が放り捨てた空のクリアファイル(ピンク〜赤紫っぽい)を俺はキャッチする。なに床にゴミ捨ててんだと思いつつ、ある医療機器の上に置いて、先へ行く。
出口に着くと、行き止まりの表示。近道できなくなっている。迂回路の案内図があり、清掃人のような格好の人がぽつんとイスに座っていた。さんざん誰かに訊かれたらしく、うんざりした様子。案内図を見ると、ルートが赤字で異様に強調されていた。
地図の本を持っていたので、今後のルートをシミュレーションしてみる。大都市なのに意外と自然が残っているという印象。大きな森の中、ときどき分岐のある狭い道を迷わぬようたどっていくと、再び市街地に出て、あとは適当に帰れるという感じだった。


<解釈>
急坂を上る・・・正しい方向を行くこと。
群青色の病院・・・精神の癒しを必要としている。
機械・・・自然の力を拡大して利用すること。
医者・・・癒しを与える高次の自己。導き。
女性患者(病人)・・・多くは無意識的な、身体の毒素を取り除くこと。
清掃人・・・感情の浄化の導き手。
地図・・・今どこにいて、どちらに向かうべきか表すもの。
都会・・・強すぎるエネルギー。バランスが必要。
森・・・途方もなく大きな保護。成長、強さ。無意識に分け入ること。
道・・・人生の方向。

        • -

【現況】昨晩はわりと涼しかったのに、小説の推敲がなかなか進まない。作曲はイントロができなくて相当に苦心。一応はできたが、いいのかどうか判断できない。分量はまだ4割くらい残っている。
【洞察】精神的に疲れている。癒しが必要である。無意識の毒素を取り除くために、機械を使った手段が必要か? 思いつくのはiTunesとか、好きなアニメのDVDくらいだがw。近道はなく、いったん無意識に分け入ること、癒しを通り抜けて、また本業へ戻って行くのがよかろう。