その1)将棋のC級(1組)リーグらしき会場にいた。いくつもの対局が同時に行われている。ここにはかつて将棋界を沸かせたベテランも多く、今期の対戦成績はそのようなB級から落ちてきた者たちが多く勝っているようだった。

俺が見ていた対局も元B級同士のようだった。40代くらいの男Xは同世代の相手Yの王をほとんど裸にしてしまった。Yが投了すると、俺は「すごーい、強ーい」といった。

Xのインタビューが始まると、俺は驚いた。Xは口だけどうにか動かせるが声や言葉がうまく出てこなかった。それをうまく訳せる者がいて、どうにか会話が成り立つようだった。Xはかつては上位棋士だったが、脳の病気か何かでC級に落ちてきたらしい。失語症的なのもその影響のようだ。そこからまたカムバックを図ろうとしているようだった。

Xは現在C級の上位(3位くらい)で今期の成績も良いので、このまま行けばB級に復帰できそうな感じだった。

 

【寝る前の思考】職業がアーティストなのはいいが、その収入がほとんどないのだが。

【洞察】

0.寓話的な夢に思える。

1.作曲業のことを喩えているなら、かつてはボカロなどで成功しかけた(=B級)がそれは続かず、歌の作曲をやめて(=失語症)から不遇になり、今また上位にカムバックしようとしているということなのか。B級に戻れることは、再び成功への道が開けるということを暗示しているのか?

2.Xは単独で話せるわけではないので、歌をまたやるということでもないと思われる。

 


 

その2)ある駅でSUICAの裏面を見ると、バーコードの上に別の紙のバーコードが貼ってあった。それは古くなってだいぶ擦り切れていて、そのうち使えなくなるんじゃないかとちょっと不安になった。

それを駅員に見せると、彼はそのSUICAに向かって口パク風に話かけてきた。俺は話せないわけじゃないんだけど...と思った。

 

【洞察】

0.ICカードなのにバーコードとは、何か意味ありげに見える。紙のバーコードはそのレッテルや情報が「仮のもの」であったことを強調しているかもしれない。

1.駅員の口パクはその1の失語症に関係すると思われる。そろそろ使えなくなりそうな古いバーコードは、ボカロ作曲時代の古い栄光や虚栄心が終わることを暗示しているのか。

 


 

その3)琴似っぽい(?)坂道を上っていた。けっこう急で下を向かないと上れないくらいだった。それで上っていくと、若い女Wの(めくれた?)白っぽいスカートの尻に俺の頭が当たってしまった。その瞬間(リアルと同様)頭頂がハゲてきていることがちょっと気になった。

俺は急坂で息切れをしたフリをして他意はないことを示そうとした。Wはムッとしていたが咎められることはなかった。周りの他の人にも見られていた気がするが、特に目立つリアクションはなかった。

 

【洞察】

1.若い女の尻と頭頂のハゲが当たることの意味がよくわからないが(年甲斐も無いことだが?)女には気をつけろということなのか?

2.その1や2からの流れからすると、盲目的に(成功に向かって)上昇していくと若い女(との出会い?)に突き当たるかもしれないが、それには気をつけろという話かもしれない。