実家の自室にいた。ストーブがあった位置に、だいぶ昔のモデル(80年代前半あたり)のエレクトーン(ドリマトーン)がある。見知らぬ若いカップルが来ていて、特に女Aの方が机などあちこち興味を示していた。

Aはエレクトーンに気づくと男と一緒にそのイスに座り、勝手に操作し始めた。普通俺に訊くだろ、図々しい奴だな、と思ったが黙って様子を見ていた。

Aはあちこち触ったりしたあと、左下段部のボタン群を見て「自動伴奏があればいいんだけど」みたいなことをいった。俺は「そこがアルペジエーターだよ」といった。それでAは弾くつもりになったようだ。Aは「昔のエレクトーンの音ですよね?」みたいなことをいった。俺は「30年前くらいのサウンドだね」といった。それからすぐ、いや40年前かなと思った。

その後、誰か(小学時代のクラスメイトのKHだったか?)がカップルについて、彼らは印旛の人で「そこの連中は(古くから)金持ちだったに違いない」みたいなことをいった気がする。彼らは御家人だったのかなと思った。

 

【洞察】

1.リアルではどうにも諦めムードなのだが、夢では作曲家でやっていくことを諦める気はないようだ。

2.昔の(30〜40年前の)エレクトーンはつまり、当時のシンセ音源を使った作曲をすればいいという示唆であろうか。90年だとすでにデジタルシンセが出ているし、80年でもプロフェット5などアナログ全盛の機種がすでにあるので、おそらくそれより前の機種(70年代かそれ以前)を示しているのかもしれない。

3.昨日のその1の夢(廃墟から見つかった大正時代のSL)に関係するかもしれない。SLを行方不明にした第2次大戦とは思春期の(特に母親との)確執や闘争のことで、古いSLはそれより前の小学生時代かそれ以前を示している可能性はある。

4.総合すると、アルペジエーターを駆使したビンテージシンセによるサウンド(を軸にやっていけばいい)ということなのか。

 


 

 

その2)(昼寝の夢)何かのテストを解いていた。俺にはどうしてもわからなくて答えられなかった気がする。

「実はその問題はHの発音を抜いてあります」という声があった。人の47%(?)はその発音を抜いたり聞こえてなくても擬似の音で(脳が)埋め合わせしている、とのことだった。

道理でうまく答えられないわけだと思った。俺にはHを聞き分ける力はなかった気がする。

 

【洞察】

1.人間の約半数は、Hのような(微妙でかすかな)ある音が聞こえなかったり聞いていなかったりするために、本当の問題がわからなかったり、勝手にこういうものだと思い込んで誤った答えを出しているという話なのか。もっといえば、人生がうまく行っていない原因はそういうことかもしれない。

2.その聞こえるかどうかギリギリの吐息のようなかすかな音は、抽象のような直感や感覚的にしか捉えられない「あること(物事の本質?)」を喩えているのか。

3.いきなり天才や若年からの成功者のように、問題の本質をすぐとらえたりやるべきことを正しくすぐ見つけたりとはいかないが、答えられなかった(答えを出さなかった?)ということは「ある問題(H抜き)」が自分にとって重要ではない(それは行わない)と判断することくらいはできるということ?

つまり、好きなことや得意なことはよくわからないが、やるべきではないとか向いてないことならわかる、みたいな話か。*1

*1:自分はやりたくないことできないことを先に洗い出して消去法的にしていくタイプ(つまり答えを見つけるのにどうしても時間がかかる)なのかもしれない