その1)ある山がちな奥地だったか、そこで立往生か遭難していた気がする。助けを待っていると、フロントにドリル(?)がついた警察か消防の車がやってきた。車は(解読不能)すぎて止まりきれず、危うく轢かれそうになったが、俺はどうにかそれをかわした。
それについて抗議すると、相手は「今はそれどころじゃないだろう」といいたげな態度。しかしこちらは死にそうな思いをしているので食い下がった。とはいえ、状況が状況なだけに、ひとまず救出してもらい、後で落ち着いたらさっきの件について話し合おうと思った気がする。


<解釈その1>
(旅で)事故に遭遇・・・(ホロウェイ解釈)(現実で喪失感や遭難感があり)人生の過渡期およびそれを乗り切る策を示している。大型の乗り物は社会的集団について、車は個人的なことについて。
警察(官)・・・(ベサーズ解釈)助けてもらえる。(ケイシー解釈)法則、特に普遍的・霊的な法。無秩序な状態を押さえつける。抑制、良心、より高位の保護的な力。カルマの法則。罪。(フォンタナ解釈)安心感。抑制心。衝動への検閲。罪悪感に立ち向かう、または過去の過ちから学ぶ必要(〜に追われている)。
消防(士)・・・(ベサーズ解釈)高次の自己。浄化の力を持ち、否定的な考え方や態度を取り除くことのできる、内奥に宿る部分。
【連想法】
遭難・・・帰り道がわからない。動けない。
ドリル・・・掘削。坑道。回転。
警察・・・検閲。パトロール。防犯。逮捕。
消防・・・レスキュー。消火。

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【洞察】
1.山奥で遭難しているのは「自己への帰り方がわからない」とか「どうしていいかわからない」状況を表しているのか。
2.助けが来たのはいいが、急ぎすぎていて轢かれそうになっている。しかし状況は「それどころじゃない」ようなので(急激な変化による?)自己の身の危険を差し引いても、急を要する救助活動があるということなのか。
3.言い換えると、現在の遭難じみた状況(創作的に何も手につかない。収入がない)から救い出すために、身の危険を感じるほど状況が急に変化するという予告なのか。




その2)音楽学校に通っていた。俺だけ就職が決まってなくて、そのことをあまり好きではないクラスメイト連中に咎められたが、俺はまだ猶予があると思っていた気がするが、よく覚えていない。
中年の濃い顔の俳優のような見た目の先生に、助力してもらったり、何かしたいことを頼んだりした気がするが、よく覚えていない。コーラス(系の音色?)がどうのという話をしたかもしれない。
(中略忘れ)
真冬の晴れた日、凍った湖上のようなところにいた。人々がはしゃいで雪遊びしている。ほとんどが外国人のようだ。少し歩くと、大学時代の同僚KKさんと出会った。俺は「おめでとうございます」といった。KKさんはきょとんとしている。そういえば正月はまだちょっと先だったと思い出し「じゃあ、クリスマスおめでとうございます」というと、KKさんは笑って「おめでとうございます」といった。


<解釈その2>
冬・・・(ベサーズ解釈)精神の内省、分類。次に訪れる成長の春に備える時期。
湖・・・(ベサーズ解釈)澄んでいるなら、感情を上手くコントロールしている。感情面の資質と繊細さ。(ケイシー解釈)平和と平穏。天国。無意識。
氷(凍った)・・・(ベサーズ解釈)凍りついた感情とフィーリング。鈍感さ。与え受け取ることを凍結した状態。エネルギーが閉じこめられている。動けないこと。(マロン解釈)感情が凍りついている。抑圧されている。
雪・・・(ベサーズ解釈)清らかさ、真実、平安、リラックス。新しいはじまり。再出発。自分の世界を新鮮な目で見ること。(フォンタナ解釈)恐れや障害が解消している(〜が解けている)。変容や浄化。心の創造性が遅滞し障害をかかえている(凍えるような状態)。
クリスマス・・・(ベサーズ解釈)祝典。愛のパワーに目覚めること。精神的な誕生。より高い気づきを与えたり受けたりすること。家族や友人との関係が人生に与えてくれたものを表す。現在に活かすことのできる心の強さ。
【連想法】
音楽学校・・・夢の中の学校とは違うが、かつて通っていた。ここで学んだからといってプロになれるわけではないと思ったので中退した。作曲や音楽理論の勉強。
就職・・・安定した収入。面接。会社。
猶予・・・数ヶ月。
先生・・・協力者。手筈を整えてくれる。
真冬・・・活動や外出に乏しい。心が冷える。
凍った湖上・・・冬の遊び。
外国人・・・英語が話せないので通じない。異なる人種、異なる文化。日本人以外と何らかの形(言葉とは限らない)でコミュニケーションをとりたいとはどこかで思っている。
KKさん・・・大学時代のバド部の同僚。いつも金髪。明るく少年のような性格。名字がお金に関係する言葉。
クリスマス・・・12月末。年末。プレゼント。サンタ。ケーキ。

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【洞察】
1.前半はその1と類似のような気がする。収入がない状況(遭難、就職してない)と、そこへの対策(救助、協力者)という関係。
2.夏なのに冬遊びの夢(2018.8.312018.8.8)を何度か見ている。まだまだ休息期間であることを表しているのか。
3.人々はなぜ外国人ばかりなのか。異質な文化や要素との交流を示しているのか。
4.「KKさんとの出会い」「クリスマスを祝っている」ことから、12月あるいは年末(クリスマスより少し前?)に何か金銭的な贈り物があるのかもしれない。




その3)実家の自室っぽい部屋にいた。机の上にある何かの物をじっと見つめていると、それはいつの間にか消えて別のものに変わっていた。近づいてみると、1.5~2Lくらいの透明なボトル(ボンベのような形をした見たことのないタイプ)が3本あり中身は水(おそらく天然水)だった。俺は驚いてそれに触ってみた。「しかも冷えてる」と俺はつぶやいた。他にも見つめただけで別のものに変えたり消したりできた。俺は超能力でも得たのかとテンションが上がった。
その後、ふとさっきの3本のボトルを見ると、忽然と消えていた。他にも超能力で変えたものは皆消えてしまっていた。残ったのは、元からあったものだけだったように思えたが、むしろ前より物が減っているような気がした。見えなくなってしまったものがあるようだった。何かがあったと思われる場所を手探りして探し当てると、それは再び姿を現した気がする。


<解釈その3>
水・・・(ベサーズ解釈)感情のエネルギー。(ケイシー解釈)物理的創造の源泉。別の経験に映るときの浄化。生命および理解、あらゆる力の供給源。はっきりとした理解、純粋な目的(清水)。不完全な理解・知識(汚水)。人生の第一の要素。水分の必要。無意識。女性。誕生と死。(ホロウェイ解釈)心の滋養、よどみない感情の動き、実生活での経験、周囲の人々から吸収する栄養(魅力的な〜)。(フォンタナ解釈)無意識の優越性。想像力。準備不足(水没する)。
超能力者・・・(ベサーズ解釈)自分の能力と同調すること。望むものを描き、現実の中につくり出す。
【連想法】
実家の自室・・・自己あるいは自我の中核。
ボトルの水・・・飲料水。天然水。
冷えてる・・・(おいしく飲むために)準備されている。
超能力・・・存在するとは思うが、自分には縁がない、あるいは気づいてないだけかも。
消えてしまった・・・幻だった。
減っている・・・盲目。見えていない。

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【洞察】
0.最近にしては珍しい(1度でも超能力を得たことについて)夢だったことが残念に思えた夢。
1.ざっと見ると「かつては超能力(のような創造性?)があったが、いつの間にかその力が失われていて、さらにその上盲目的になってしまい、普段作れるものも作れない(あるいは状況が見えていない)、それを手探りで取り戻そうとしている」という感じか。ここ数年(あるいは作家業を含めると十数年)の経緯〜現況を表しているように見える。
2.部屋の物はなぜ3本の冷えたボトル水に変化したのか。「すぐ飲める」→「すぐ利用できる」ということから、すぐ曲(あるいは小説)が書けていたことを表しているのか。
3.ボトルの形がボンベに似ていることから「酸素」という意味もあり、つまり水と同様「生きる上で必須なもの」を表しているかもしれない。超能力でそれを顕現させたことから「創造性(おそらく作曲業や作家業)こそが生きていく(食っていく)上で必須である」という示唆かもしれない。




その4)(昼寝の夢)岡村靖幸に憧れて(あるいは目標に)上京し、音楽学校に通っているという若い男に会った気がする。