薬屋でバイトしていた。大学時代のバド部の後輩KGと友人TZが、特売の計算機を買いにカウンターにやってきた。計算機は10桁くらいのまあまあ本式のやつで、170円くらいだった。二人して買いに来たのでちょっと笑ったが、あまりに安いので俺も後で買おうと思った。
それからほどなく、若い主婦が温度計について問い合わせにきた。女は「精度はどれくらいか」というので、売り場に行って現品のパッケージを調べたが、安物のためかあまり詳しいことは載ってなさそうだった。しかし、展示用の資料(PCでプリントアウトしたもの)として、日本の様々なカラー地図やデータなど地理や地学的なものがあり、俺はそれに何か書いてないかめくっていった。
「なぜ精度が大事なんですか」と訊くと、女は「地震が気になるので」といった。女は浦河〜様似の辺りに住んでいるらしい。関東や南海トラフなど真の危険地帯ではないが、俺は「ああ、地震の多い所ですからね」といって同調した。


<解釈>
薬屋・・・(独自解釈)以前に勤めていた唯一の仕事。曲を書き始めたり完成する前後に見ることが多く、対応する商品があることから、生業を示していると思われる。リアルでは自分に相応しくない仕事だったが、夢判断の素材としては的確で役立っている。(追記)ブランクの時期にも見るので、作品毎というより、生業自体の健康の話かも。
計算機・・・(ベサーズ解釈)自分に対する評価。成果を合計したもの。自分を厳しく裁くこと。置かれた状況を理解すること。
温度計(体温計)・・・(ベサーズ解釈)感情の尺度として用いられる。何かに困っているか短気になっている(温度が高い)。自発的なレベルやはっきりものごとを見る度合いを反映している。(ケイシー解釈)物質的世界の標準として利用される尺度、判断。人の感情を推しはかること。今後病気になる恐れがあることについての警告。
地震・・・(ベサーズ解釈)大きさによるが、突然の日常生活の変化を表す。(ウォレス解釈)人生の大変動により心がかき乱されている。人生のある領域が別の領域に強い衝撃を与えて、緊張やストレスが生まれている。(マロン解釈)家庭か職場での大変化からもたらされた大激動。

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【寝る前の思考】(これというモチーフが見当たらないが)今後の作曲はどうするか。
【洞察】
0.いつもは夢の客は薬や健食や介護用おむつなどを買いに来るのだが、計算機や温度計は初出。
1.特売の計算機は一体何のことなのか。やや本式で商売やビジネスなどに使うものっぽいので、売り物になる作曲をすることを暗示しているのか。あるいは昨日からsynthmaster playerが特売で7割引と異様に安くなってると知ったが、そのことをいっているのか。
2.後半は「温度計、地震」とあるので、今後しばらくは(作曲における)感情の激動やストレスのレベルについて慎重になれ(=精度が重要)ということなのか。