その1)父(故)の車に乗っていて、あと少しで実家に着くどころだった。左手の何かの施設の入口にいた車が去った直後にパトカーがいて、ニアミスっぽくなった。俺は助手席にいた体格良さげな警官を軽く睨んだ。
ほどなく車は右手のマンション前の駐車場に入った。父の下宿はここじゃなかった気がして妙だと思っていると、父は前の下宿から実家近所のここへ引っ越したのだという。父はマンションの名前を尋ねた。俺は「クリーンリバー」といった。日本語の意味を訊かれ「きれいな川」と答えた気がする。さらに父は「もう一つあるだろう?」といった。俺は同じ不動産の姉妹団地のことかと思い「エバーグリーン」と答えた。
車を降りると駐車場は泥でぬかるんでいた。マンション前の庭は岩がちで(紅葉した?)樹木も生えていて、そこだけ秋の山中のような荒々しくも美しい感じだった。今歩いている泥地は、多くの枯れたものが発酵してこのような大量の泥土になったのかな、と思った気がする。
<解釈その1>
車・・・(ベサーズ解釈)現実の日常生活の自分。車が大きいほど望みを実現する能力は大きい。(ケイシー解釈)人生という旅をするための乗り物。これから何らかの事故が起こりそうという警告(自動車事故)。肉体。幽体。自分の考え方。野心的、精力的。地位、社会的立場。自制心、またはその欠如。(ウォレス解釈)個人的な欲求や野望。キャリアを発展させたいという熱意。特定の望みを実現するにあたり、どれくらいのパワーや能力をもっているか。(ホロウェイ解釈)目標に向かう今のあなたの姿勢。根拠のない自信不足、自然物の場合は立場そのものに障害が潜んでいて先に進めなくなっている(〜の障害物)。
警察(官)・・・(ベサーズ解釈)助けてもらえる。(ケイシー解釈)法則、特に普遍的・霊的な法。無秩序な状態を押さえつける。抑制、良心、より高位の保護的な力。カルマの法則。罪。(フォンタナ解釈)安心感。抑制心。衝動への検閲。罪悪感に立ち向かう、または過去の過ちから学ぶ必要(〜に追われている)。
駐車場・・・(ベサーズ解釈)車に乗って走り出す必要がある。あるいは、あまりに速く走りすぎている。ものごとを再評価し検討してみるべき。
泥地(mud)・・・(ベサーズ解釈)心の基盤。体を癒し、効果を集中させること。基盤となるものに作用する。行く手はでこぼこ道だが、そこにあるべき自分を見つける。
泥(dirt)・・・(ベサーズ解釈)今生で前進も成長もしていない。考え方や状況を制限してはいけない。生活、悪習慣を一掃せよ。
泥・・・(ケイシー解釈)妨害のために作られたもの。躊躇や恐怖など自分を抑圧する側面。見た目にもかかわらず、宝を含んでいたり、治癒に役立つかもしれないもの。何かに立ち往生したり巻き
込まれたりすること。排泄物。子宮・自分自身の起源。無視。体の酷使。
川・・・(ベサーズ解釈)人生の川。人生の流れ。(ケイシー解釈)生き方。境界線。豊饒の源。エネルギーの流れ。時の経過。(ウォレス解釈)(障害が〜)感情的な動揺。(〜に入る)心を動かされる経験になるかもしれない。(ホロウェイ解釈)(〜のせせらぎ)実生活の情報やアイデア、影響力。(〜の流れをたどる)人生のこの時期に、ある計画や教えに従おうとしている。
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【現況】コンテストCF#4のため作曲に復帰しようと思ったが、書けそうな感じも気力も足りず、さっさと寝た。
【洞察】
1.すぐ近くに実家があるのに父はなぜ下宿するのか。まだその側面が自己に帰る前の段階(しかし以前よりは近づいた?)なのか。
2.クリーンリバーは同じ場所に実在。エバーグリーンは知らない。人生の流れを清浄にせよ(あるいは方針を明確にせよ)とか、常緑ということから常に自然ともにあれ(あるいは心が平和であれ)みたいな話なのか。または「不朽」「名作」「息の長い」という意味もあるので、そういう作品を目指すことなのか。
3.泥土は過去の(仕事などの?)堆積ということか。ぬかるんでいるのは、まだしっかり地盤や足場が固まっていないということなのか。
その2)夜、実家の前の道路の辺りにいた。道路やその周辺の工事をやっていて、作業員がたくさんいた。俺はそれを見ていたが、人の行き来が多く邪魔になってしまうので、そこから離れようとした。
そのとき、スポーツカーがやってきてエンジンを何度も吹かした。相手は族かヤンキーっぽい感じで、皆はビビったのか沈黙していた。ほどなく長いチューブ状の(?)工材をいくつも抱えた大工っぽい若者Aが一人で説得にいった。Aは根気よく説いたが、車の男Bはそれでも「通せ」といってエンジンを吹かした。しかしAは説き続けて、どうにか強行突破はやめさせたようだった。俺は感心して、Aにはリーダーの資質があるなと思った。
車はその場でずっとアイドリングしたままだった。ここを通るのは諦めたようだが、引き返そうともしないので、何を考えているのやら不気味だった。
<解釈その2>
夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。
道・・・(ベサーズ解釈)人生の方向。上っているなら正しい方向。(ケイシー解釈)人生の旅。遭遇しなくてはならない厄介な状況(でこぼこ道)。資源をどのように使うべきかの選択、特に指針が必要となる人生の時期(合流点、交差点)。追及していく方向。運命。
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【洞察】
1.実家前の道路は工事中ということなので、まだ作曲を再開する段階ではないということか。
2.族っぽいスポーツカーは、スピードを出して先を急ぎたがる側面のことか。
3.昨日は作曲を諦めたので、Aが説得に成功したのはそのことをいっているのか。またそういった(良からぬ側面と交渉できる?)側面に、自己(または潜在意識)を仕切るリーダーの資質があるということか。
4.スポーツカーはまだ去っていないので(先へ行きたがる気持ちへの)警戒を怠るなということか。