その1)ある大学にいる。何かの経緯の後、若い頃の西川史子に扮した自分が階段の上の踊り場にいた。すると、ある女芸人(いわゆるブサイク系)が階段を上ってきて、恋愛の噂についてあれこれ訊いてきた。噂は架空のものと知っていた西川(俺)は女芸人をからかい、笑いながら階段を駆け下り、キャンパスを逃げていった。その途中、一部始終を見ていた教授たちが「彼女は明るくなった」と話しているのが聞こえた。
走っていった先に、腹筋の辺りが開いた服を着た男のイメージが映り、新しい潜水装備が完成したという情報が入ってきた。


<解釈その1>
西川史子・・・(内奥の)医師+タレントのシンボルであろう。
潜水装備・・・「潜水」の類なら、感情に沈むこと。エネルギーを高める必要。「潜水艦」の類なら、力強い感情面の支えや保護。感情の水域と無意識を探求できる。

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【洞察】
1.恋愛の予感がしてもそれは架空のものであろう。内奥の医師の力により、それを笑い飛ばすだけの明るさを取り戻した。
2.感情と無意識について、新たに探求する準備ができた。
3.感情面の支えが新しくなった。あるいは強化された。感情面で強くなった。




その2)実家に母といる。母は俺の知らない間に、引っ越しの手続きを進めていた。どこへ越すのかと訊くと、「納豆のうまい所」だという。てっきり道内かと思っていたので、俺は「何で相談もなしに決めたんだ」と怒った。苦笑する母。「俺が(同行を)断ったらどうするんだ」と訊くと、母はいつの間にか外にいて、窓から顔をのぞかせ、「もうすぐ声が出なくなるから」と掠れた声とジェスチャーで答えた。
その後、電話がかかってきて、ガラガラ声の母は医師らしき男と話していた。


<解釈その2>
引っ越し・・・一般に、内面に大きな変化が起こっている。成長の一段階。
納豆のうまい所・・・茨城しか思いつかない。これまで唯一、恋愛した人が生まれ住んでいる場所。(といっても10年前の話)
窓・・・一般に、与えられた状況を超越して見ることのできる力。大きく開かれた予知能力、認知力。次元を超えた気づきを開く窓。
声・・・辞典に項目なし。「喉」の類なら、コミュニケーションをとるために必要なエネルギーの源。もしくは、歌の創作について。
電話・・・一般に、助けを求めている。理解してくれるよう望んでいる。導きからの伝言。重要なメッセージ。

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【現況】作曲は、いいフレーズはあるのだが、曲として完成する方向へなかなか進まない。
【洞察】
1.茨城に関係する歌手や作詞家(歌の作曲のモチーフ)との出会いがあるだろう。
2.コミュニケーション、茨城→恋愛という連想から、次の恋愛を暗示している(その1で前もって否定されている可能性有り)。
3.ここ1年、歌を書けていない。放っておくと腕が鈍るので、茨城の人あるいは事物に関係するモチーフを受けて、歌の作曲のリハビリをするであろう。