その1)授業中、クラスの人たちにいろいろ批判されたが、高い山に登ることをつらぬく決意を先生に伝えた、というイメージがあった。自己主張を終え、興奮気味で呼吸していると、隣にすわっている女の子の視線を感じ、ちょっと意識して鎮静のため息をついた。


<解釈その1>
【洞察】旅の計画で、割と高い山の登山を予定に入れたことについてであろうか。あるいは、自己は作曲業について高い目標を設定したということ。




その2)どこからか実家に帰るため、バスに乗ろうとしたが、どれが行くのかわからず、ざっくりした方向だけ合っている便に乗った。バスは知っている国道からずいぶん離れた海岸沿いの道を、けっこうなスピードで突っ走った。運転手はバス停に止まるときも少々荒っぽい。途中、カワイ音楽教室の個室がプレハブ化していて、バス停の待合室に使われていたり、準備用として街角に積んであったりしたのを見かけた。
俺はいつの間にかバスの側面にしがみついていた。実家には近づいたはずだが、どこで降りていいのかわからず、ちょっと不安だった。


<解釈その2>
【現況】夏の旅の計画をした。細かいところは詰めておらず、だいたいの行程だけ決めた。
【洞察】
1.実家つまり、本業の作曲(あるいは旅)に戻る時期が近いことを示唆していると思われる。どのように復帰していいかよくわかっていないが、勢いはある。
2a.音楽教室の個室がバス停に使われる、つまり作曲に戻る過程のなかで鍵盤で遊んだり、誰かのスコアを見て勉強すべき、ということか。
2b.旅という本業に戻る過程のなかで、音楽活動も織り込まれているということか。