その1)各地が大水害で水浸しになっている。それにもかかわらず、男は歌を作りながら家に向かっていた。男は隣に連れ添う控えめな女と目線を交わした。女は男の妻らしい。また、二人に付き従う者たちもいて、帰還の一団はちょっとした大所帯だった。夫婦が托鉢しているイメージもあったが、定かではない。


<解釈その1>
水害・・・「洪水」の類なら、感情に押し流されている。あるいは、感情のエネルギー(水)溢れだしている。
妻・・・一般に、自分の内部にある女性的な気質。

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【洞察】なかなか作曲できず(あるいは蒸し暑さに不満で)、感情が穏やかではないが、それでも歌を作って、自分に還るべきである。




その2)部屋にいるとき、ゴキブリを一匹見つけた。北海道に大型の種はいないはずと思ったが、ついにこんな時がきたのかとも思い、とりあえず手近なもので叩きにいった。するとゴキブリは宙を舞った。動きに規則性があるので妙だと思っていたら、虫は糸でつながれ、天井の電灯のあたりからぶらさがっていた。よく見るとゴキブリは手作りの模型。上の階に住む女のいたずらに違いないと思った。


<解釈その2>
虫・・・一般に、小さなものに悩まされている。エネルギーを高め、全体を把握する力を得るように。
上階・・・一般に、魂による気づき。

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【現況】二階だというのに、逃がしても逃がしても、同じ種類の虫ばかり部屋に侵入してくる。去年はまったくなかったので、これは何らかの暗示っぽい。
【洞察】
1.今悩んでいること(体調不良で作曲できない・収入がない)は、本物ではない。つまり思考が創りだした幻想であると、(脳より上位にある)魂は言っている。
2.俺を朝早く起こすための、魂あるいは天界の住人によるちょっとしたいたずら。