その1)女に性転換した俺は、彼氏(女から性転換?)と一緒に、ある空港の滑走路側のテラスのような所にいた。女になって特に違和感や恐怖はなく、むしろこちらの方が自然な感じ。俺たちは近々結婚するようだった。彼氏は普段から硬い巨根が目立っていて、それを嫌悪した欧米人っぽい男たちから物を投げられたりして攻撃を受けていた。


<解釈その1>
性が変わる・・・(ホロウェイ解釈)考え方の変化、新たな自分の発見。心理的な発達や成熟。
空港・・・(ベサーズ解釈)魂の覚醒に向かうところ。
結婚(婚礼)・・・(ベサーズ解釈)アイデアや人々、自分の一部など様々な面を合体する、あるいは結びつけること。知性と直感、男性気質と女性気質の融合。(ケイシー解釈)創造力を発揮するより高位の力と内面で結びつくこと。他人に対する素晴らしい献身。守るべき義務。善や幸福を与えてくれる人との緊密な関係。ビジネスの取引、商売の利益との結びつき。自分の人格のふたつの側面の統一。イニシエーション(通過儀礼)。(ウォレス解釈)大切な制約や決断。非常に異なる二つの面を一つにする。責任のバランス。他人への責任は考えず、自分に対する責任について考えるべき。(フォンタナ解釈)互いに対照的で補完となるものの結合。将来の多産に対する約束。思考と想像力、意識と無意識、物質と精神などの一体化。
生殖器・・・(ベサーズ解釈)創造と再生のエネルギー。幻影を生み出す力、または幻影のみなもと。性のフィーリング、恐れ、希望、個性。男性的または女性的な気質。

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【洞察】
1.創造的側面に関する革新や覚醒的なことが起きているのか。そのアイデアや行動は(一般からすると)奇異であり立派すぎて嫌悪されるほど?
2.性志向の転換の可能性。
【検証】
2016.2.3に、半女子(体は男、心は女)で広義には女であるという感じの夢。




その2)父(故)と母の何婚式だかの式典に出ていた。大きな高級ホテルっぽい会場で、食事や酒などみんな高級そうだった。記念品として、ガラス製の細かい装飾の入った球状の大きな入れ物(スイカより大きい。てっぺんに円い蓋)が進呈された。
式典はつづいていたが、俺はちょっと会場を抜け出した。その途中、奇妙なアトラクション(曖昧な丸みのある立体物にしがみついて回転しながらすべり降りるものらしい)を見かけたが、回るときに筋骨を痛めそうな気がして「パス」と宣言した。
会場の玄関先には父がいた。かなりやつれている感じに見える。もう死んでいるから仕方ないかも(?)と思った気もする。俺は「お久し」といった。父は酒の入ったつぼ状のガラスボトルを持っていた。俺はそこに、式典でもらった酒を継ぎ足してやった。しかし、粘性の高い液体に浸かっていた大きなぶどうのような実が一気にどばっと入ってしまい、中身があふれた。父は「うわー、うわー、うわー!」と、慌てたときの坂上忍っぽい声で子供みたいにパニックになり、実の方を道に捨てていった。俺は、ああそれもすごい高級な酒なのに、もったいない...と思った。
それから「(我々)主役が式典を空けてきて大丈夫なのか?」と両親に訊いた。特に父のほうが元々ひどくシャイなので、そういう場にはいたくないようだった。


<解釈その2>
式・・・(ベサーズ解釈)儀式、祝典、卒業。
祝宴・・・(ベサーズ解釈)立派に成し遂げた。
ホテル・・・(ベサーズ解釈)成長のための大きな可能性。みずぼらしいホテルは、悪習慣を止める必要。荒れ果てたホテルは、潜在能力を充分に使っていない。堂々としたホテルなら、精神的に豊かで持てる多くの才能を活かしている。(フォンタナ解釈)過渡性。人間関係での移行期、アイデンティティの変化や喪失。
アルコール(酒)・・・(ベサーズ解釈)心を麻痺させる、心と感情を鈍くさせる。心が過敏になりすぎている。リラックスの必要。(ケイシー解釈)物質的意識を捨てる。飲酒癖について。抑制の消滅。酩酊・恍惚。霊性(スピリッツ)。一瞬のリラックス。現実逃避欲求。(パーカー解釈)物事を安易に考えすぎる。何らかの刺激が必要。

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【洞察】
0.その1と類似や別表現の可能性がある。
1.何かを成し遂げたり覚醒したことへの祝賀と思われるが、ここ数日インフルで寝込んでいるだけだし、一体リアルで何を成したのかがよくわかっていない。
2.記念品のガラスの大きな入れ物は、創作の器(キャパシティー)が増えたということか。
3.「お久し」といっているので、父の魂の可能性もあるが、体調不良のときにそんな姿を年に1回くらい見かけるので、男の側面(インフル中なので不調なこと)を強調しているのかもしれない。
4.父あるいは男性的な側面に関していえば、今のところまだリラックス性や祝賀を受け取るだけのキャパがあまりないということか。