その1)実家近くの旧国道っぽい所でバスを待っていた。すると、30前後くらいのコートを着た男がやってきた。少しして男はバスについて訊いてきた。何か妙なことを訊くので、俺は「バスに乗るのは初めてなんですか?」といった。男は「電車ならあるんですけど...」みたいなことをいった。
男はある人を警護するために乗るらしい。近頃はスリや万引きとかが多いからだとか。
俺は「そんなに気をつけるようなことはないですよ」みたいなことをいったが、ふと思い出して「あ、でもバスは急に発進したり止まったりすることがあるから、首をもっていかれないようにしないと」といった。そういう怪我が学生たちなどにたまにあることを説明した気がする。


<解釈その1>
バス・・・(ベサーズ解釈)自分を表現するための大きな潜在能力。(ウォレス解釈)チームや組織を表す。計画の実行。

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【洞察】
1.バスを待っているのは、作曲やそのモチーフを得ることなどの機会をうかがっているということか。
2.スリや万引きとは、消耗することや、なんらかの誘惑のことであろうか。そこへの監視として何者か(自己の側面やスピリット?)が派遣されたのか。
3.急に作曲をハイペースではじめたり(やめたり)して、体調を崩したりしないよう気をつけろということか。




その2)ある山にきていた。これから下山するところだった。中高年の登山客や少年たちなど何人か見かけた。辺りは砂地で、目の前はえぐれた砂崖だった。少年らはお互いに「死んでこい」といって、スノボっぽい何かで辺りの急斜面を滑ろうとしていた。
俺は歩いて下りられそうな斜面を見つけて下っていった。黄土色した細かい砂に足をとられ、進むのに苦労した。やがて道は平坦になり、見知らぬ(関西の?)街の細い道路になった。軽のトラックなどがスピードを出して通り過ぎていった。危ないなと思ったが、彼らはそれに慣れているようだった。
やがて、ある駅の周辺にたどり着いた。そこからバスに乗れば、行きたい所の1つ目に行けそうだが、はてバス停はどこだったかと少し迷った。切符のような整理券のような紙切れを見ると、16:15だったかバスの時刻が書いてあった。よく考えてみると、着いた頃には夜で景色は見れないなと思ったが、星空は見れるかもと思った気がする。


<解釈その2>
山・・・(ベサーズ解釈)全体的に把握する能力、明瞭、魂の気づき。登っているなら正しい方向。彼方の山を見ているのは、あなたを導く経験、チャンス、新たな学びが待っていることを表す。(ケイシー解釈)より高度な精神段階に到達する。物質界についてより完全に理解する。真実についての理解を手に入れられる場所。ある概念を完璧または充分に理解する。霊力の上昇。高いが堅実な理想。障害と困難。(ウォレス解釈)一定レベルの業績を達成しようと努力している。傾斜が急なほど目標達成に向けての学びは厳しい。厳しい現実とさらに前進するための努力を受け入れた。険しくても適度なペースでコツコツやれば実現や前進できる。(個人的観念)作曲は登山のようなものという観念があり、それに喩えることがある。
砂粒・・・(ベサーズ解釈)自分自身の無限の部分。寿命。エネルギーを養い育て、基盤を固めること。
砂漠・・・(ベサーズ解釈)沈滞すること。何も成長していない。
崖・・・(ベサーズ解釈)人生の転機。徹底的な変化が求められる。決断しなさいということ。(ケイシー解釈)知識または理解の深まる場所。高い理想。乗り越えなくてはならない障害。野心。(ウォレス解釈)自分の状況をしっかり把握しながらも、事態が手に負えなくなるのを心配している(〜にしがみついている)。
夜・・・(ベサーズ解釈)ものごとがはっきりわからないこと。内奥に宿る導きの光を遮断すること。自分の中の未知の部分に入っていくこと。

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【洞察】
1.まとめると、何らかの学びや気づきの山を越えて創作の旅に向かおうとしている途中、ということか。砂に足をとられたり危ない車が通ったりバス停を探したりと、それなりに困難があるということか。
2.砂地の崖や急斜面(スノボ少年ら)は、一見すると大きな決断や変化が必要なようだが、もっと楽に下山する方法(歩いて下りられそうな斜面)も見つけられるということか。
3.16:15は夕方から作業せよということなのか。着くとき夜なのは、いきなり書けるわけではないが、別の景色(アイデア?)が得られるということ?




その3)日光東照宮だったか、あるいは逆の、参道の起点にある旧江戸らしき所だったか、そこのある神宮か寺院にいた。
俺はそこの御由緒らしきものを見ていた。すると、高僧らしき老人がやってきて、経を唱えながら背後から藁の束のようなもので俺の顔をなでつけ、お祓いのようなことをしてくれた。
一瞬、なんで神社に坊さんがと思った(?)が、俺は「(邪気を払ってくれて)ありがたいねぇ」と心の中でつぶやいた。そのとき謎めいた文(草書か行書っぽい)が数行、虚空に現れた。何と書いてあるのかはわからなかった。


<解釈その3>
寺院(神社・礼拝所)・・・(ベサーズ解釈)あなたの内なる寺院。(ケイシー解釈)自分にとっての心の幸福とは何か理解するための助け。寺院の中で生じてきた過去世の記憶。いくつかのテーマを研究するとき意識とともに働き始めた霊力。肉体。
僧侶・・・(ケイシー解釈)安全、安心、霊的な力。精神的指導者に対する個人的感情。自分の内面の精神的権威。良心。徳が高い人間になりたいという欲求。

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【洞察】
1.守護霊あるいは高次存在などに、邪気を払ってもらったのか。そのとき見えた謎の和文はいったい何なのか。
2.大きな神宮か寺院で御由緒を見ていたということから、今生のブループリント(人生の目的)について、改めて確認しているということか。