その1)厚床か厚岸の辺りを旅している。そこで神社っぽい建物を訪れると、巫女のような若い女がいた。俺と女は死を賭して戦うことになった。女は俺に死を与えようとしたが、俺は念を送り、虚空に紋章(和風)のようなものが浮かび上がると、術を跳ね返し、逆に女が死んだ。
俺と女はある意味不死身で、いずれ交代する時期がくるが、しばらくは眠っていてもらおうと思う。とはいえ、時間的にどのくらい(数百年?)が適当なのか、見当がつかなかった。


<解釈その1>
神社・・・「神聖な場所」の類なら、魂(の気づき)、精霊、神、内奥に宿るもの。
巫女・・・「シャーマン・指導者」の類なら、高次の自己。直感の教師。
死・・・一般に、古いものが終焉を迎えている。

        • -

【寝る前】自分がなぜ釧路地方に惹かれ、(飽きっぽいくせに)何度も訪れているのか、考えた。
【洞察】
1.その土地に前世の因縁がある。
2.俺と女は二人一組で、周期的に地上を訪れている魂。
3.旅をして、直感を再生させよという示唆。




その2)ある体育館にきて、大学時代にいたバド部の練習をOBとして見ている。俺も参加したかったが、試合しているのは1つのコートだけで、もう1つは後輩女子のKSがサーブ練習しており、残り2面はネットが張っていなかった。しばらく待っていると、I先輩たちがやってきたので、俺は駆けていって挨拶すると、今見ているコートの線審をつとめることにした。主審はやり方を忘れたし面倒なので、下っ端のKBにやらせた。とはいえ、OBの俺が何で審判なんかしてるのか、という感じもあった。


<解釈その2>
【洞察】バド部は自分にとっては、単なる運動への示唆ではなく、練習と試合の関係と思われる。現役ではなく、かつ試合を見るしか手がないのは、「今は曲を書くのではなく、聴いて学べ」ということかもしれない。




その3)ボードレールという人は「わがまま肩こり」というのを発見した。彼はその人の肩を見ただけで、わがままかどうかを見破れるらしい。


<解釈その3>
【洞察】名前しか知らない詩人がなぜ急に出てきたのか、不思議である。
今の自分の体の凝りは、エゴのせいであるとも解釈できる。かつてボードレールだった霊が、俺の執筆活動を見ていたのかもしれない。




その4)黒○(失念した)という山合いの町の「野捨(のすて)」という古風な町並みの地区にいる。俺はこれから数々の山や長旅へ行こうとしているが、その前に甘いものを食べて力をつけたいと思っている。だが、まだ朝早いためか、入ったお休み処には店員も客もいない。俺は畳の上で待った。と思ったら、いつの間にか寝てしまっていた。ふと目覚めると、出張族らしき男たちがやってきて、急に肩身が狭くなり、せっかくの静けさも台無しになった。


<解釈その4>
【洞察】旅へ出るには、まだ早く、エネルギーが足りてないということか。それと、ビジネスマンの団体に当たらないよう、予約などは曜日に注意。「野捨」という地名が気になる。野で何を捨てたらいいというのか。